道知事選は、社会・社民連・サラリーマン新党推薦の現職横路孝弘と、自民推薦の松浦昭(元食糧庁長官)、共産推薦の山辺富也(北海道民主医療機関連合会会長)が立候補した。結果は、横路二一一万七三〇票、松浦八八万七三〇六票、山辺一二万五六〇四票で、二位候補に一二〇万票を超える大差をつけて圧勝した。横路は社会党票の他に、「自主投票」を決めた公明、民社支持層や保守地盤の郡部でも圧倒的な支持を受けた(道新 昭62・4・13)。
道議選(定数一一〇)では、自民四五、社会三一、公明七、共産四、民社一、無所属二二(そのうち自民推薦一、社会推薦・支持一三、民社推薦一、公明・民社推薦一、その他六)の結果となった。自民党は議席を大きく減らし、社会党は無所属を含めて四四議席と自民と並ぶ議会勢力を得た。札幌市では、自民一〇、社会七、公明四、共産二、民社一、無所属一で、自民が三減となった。道議選での自民党の敗北は売上税問題の影響で、商工業者を中心に自民離れの「なだれ現象」が起きたことが要因とされた(道新 昭62・4・13)。