その他に市内で毎年開催されるイベントでは、①札幌まつり、②PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)、③さっぽろ菊祭り、④さっぽろホワイトイルミネーションなどがある。①は六月の北海道神宮の例祭を中心とした祭りであり、都心部の神輿(みこし)・山車(だし)の巡行、中島公園での出店(でみせ)がある(第十章第一節参照)。②は平成二年から開始された教育音楽祭であり、七月の会期中、各種のコンサートが続く(第九章第二節参照)。菊祭りは昭和三十八年に始まり、十一月一～四日に地下街に菊花が展示される。④は初冬の新イベントとして五十六年に開始され、大通公園、駅前通が多数の電球で飾られ、幻想的な光のオブジェを作り出している。
　夏の風物詩となっている豊平川いかだ下りは、五十年に第一回が一二チーム四二人で始められていたが、六十三年には二四〇チーム、一一七〇人が参加し、沿岸に三万人の見物客を集めるイベントになっていた(毎日　昭63・7・18)。