経営耕地面積は昭和四十五年の八五四六ヘクタールから、平成十二年の三一一六ヘクタールへと五四三〇ヘクタールの減少をみた。この間における減少率は六四・五パーセントであり、年平均にすれば二七二ヘクタールの減少であった。これを田畑別でみると、田の減少率が実に八九・二パーセントに達したのに対して、畑のそれは四八・九パーセントであり、米の生産調整による転作の進行を如実に示している(表44参照)。
年度 | 総数 | 田 | 畑 | 樹園地 |
昭25 | 16,538 | 3,377 | 13,161 |
30 | 17,183 | 3,986 | 13,197 |
35 | 14,481 | 4,259 | 10,222 |
40 | 10,059 | 3,464 | 6,263 | 332 |
45 | 8,546 | 3,089 | 5,266 | 191 |
50 | 6,468 | 1,526 | 4,838 | 103 |
55 | 5,482 | 1,258 | 4,151 | 74 |
60 | 4,970 | 1,185 | 3,724 | 62 |
平 2 | 4,564 | 697 | 3,813 | 55 |
7 | 3,512 | 374 | 3,090 | 49 |
12 | 3,116 | 334 | 2,733 | 49 |
『札幌市統計書』各年、『札幌市の農業』各年、『市政概要』各年による。 畑には牧草地を含む。 |
ところで、耕地面積の減少率と農家戸数のそれとが拮抗していたから、この間において農業一戸あたりの耕地面積は二・一ヘクタールで変化しなかった。