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林産業の動向

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 林産業、すなわち木材産業の原料は素材(丸太)である。素材は地元の山で採れるものと外国から輸入するものがあり、石狩管内ではおおむね四五パーセントが輸入材となっている。本市における素材生産量は、国有林、一般民有林ともに毎年減り続けている(表68参照)。素材消費量も用途別に関わりなく毎年減少しており、しかも減少の度合は素材生産量のそれよりもはるかに大きい(表69参照)。この理由は製品を市内で生産するよりも市外から購入する企業が増えているためと思われる。
表-68 所管別素材生産量の推移(単位:m3)
年度総数国有林市有林私有林
昭4878,53659,8221,87816,836
 5240,23234,8291,1754,228
 5541,22234,1362,2484,838
 6035,87730,4911,5473,839
平 237,37025,4161,7419,913
  717,90715,8096301,486
『石狩の民有林』各年による。

表-69 用途別素材消費量の推移(単位:m3)
年度総数製材チップパルプ合単板その他
昭48189,140174,430435,6529,015
 52143,590137,0501,4405,100
 55119,400112,9001,3005,200
 6082,20077,1001,7003,400
平 276,50068,3002,0006,200
  726,10024,5001,600
『石狩の民有林』各年による。

 木材加工は、まず、立木を素材にする加工(一次加工)があり、次いで素材を直接加工する製材工場、チップ工場、合単板工場(二次加工)がある。本市においては、製材、木材チップ、合単板など製品の生産量もまた毎年減少を続けている(表70参照)。なお、近年は加工機械の性能が向上したことから、フローリング、集成材などより高次の加工工場が増加している。
表-70 製品生産量の推移
年度製材生産量(m3)木材チップ生産量(m3)合単板
(千m3)
総数総数
昭5484,22335,09149,13222,7228,51614,206
 5572,70830,22342,48518,3797,61910,760
 5955,88128,04427,83714,7297,5627,167単554
 6048,89826,83922,05914,3358,4045,931単533
平 242,77724,81717,96012,8337,7405,093単659
  620,42215,9844,4387,6385,3941,974単410
  714,75812,4232,3355,3414,2141,127単305
  812,01811,2337853,9013,658243単291
『石狩の民有林』各年による。これら以外に、年度によって異なるが割ばし、下駄、木彫、円柱加工、集成材、モードル等が生産されていた。