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社団法人札幌銀行協会と手形交換加盟銀行推移

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 社団法人札幌銀行協会は、大正四年(一九一五)十月に設立された札幌組合銀行(会員銀行は北海道拓殖銀行、拓殖貯金銀行、北海道銀行札幌支店、第一銀行札幌支店、十二銀行札幌支店の五行。いずれも当時の名称)を起源とし、昭和二十年十一月、札幌銀行協会と改組、三十八年一月、大蔵大臣より社団法人設立認可を受けて同年二月「社団法人札幌銀行協会」が設立され、現在に至っている。社員(会員)銀行は札幌市内に本店または支店等を有する銀行で構成され、ほかに客員、準社員銀行がある。主たる事業は札幌手形交換所の運営、銀行業務に関する相談所の運営、全国銀行個人信用情報センターの業務取扱などである。
 札幌手形交換所加盟銀行の推移を知ることは、同時に札幌市内への銀行の出入動向を知ることでもある。そこで手形交換加盟銀行数を見ると、四十八年の四五から六十年には四七となっているが、これはこの間、五十一年に旭川信用金庫、五十二年に秋田相互銀行、五十七年に全国信用金庫連合会(全信連)がそれぞれ加盟し、六十年一月には徳陽相互銀行札幌支店が廃止されたために脱退したことの結果である。