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文化団体

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 札幌文化団体協議会は各文化団体の連絡協調を目的にして、昭和三十九年に三五団体で発足していた。同協議会では四十年から『札幌文化年鑑』を刊行しており、ここには文化芸術の各分野、各団体の活動、各年の文化事業の詳細などが記述されていた。また、四十七年から『札幌文化団体協議会ニュース』を発刊し、同年からは文団協フェスティバルも開催するようになる(『札幌文化年鑑』の内容はその後、『札幌芸術文化年鑑』に引き継がれる)。昭和六十年には三〇〇団体の加盟をみ、各区に支部設置も進められ、五十二年十一月に東区文化団体協議会、五十三年三月に北区文化団体協議会、五十六年六月に篠路文化団体協議会などが設立されていた。平成十六年五月現在では、一八〇団体の加盟となっている。
 市内の芸術文化団体数の推移をみると、表8・9のようになる。表8からは昭和四十六年から五十年まで僅か四年の間に、合計では二六四団体から四四八団体へと一八四団体も増加し、団体の分類分野も広がってきており、分野別の団体数も増えていることがわかる。五十年代の数値をみる資料はないが、続いて表9は『札幌芸術文化年鑑』の附録「芸術文化団体名簿」から六十年、平成二・七・十二年における分野別の団体数を集計したものである。合計では六十年が八三三団体となっており、五十年から一〇年間に倍近くとなっていた。数的には平成二年が一二五一団体と最も多く、その後は微減を続けている状況といえる。
 分野別の団体数をみると邦舞、洋楽、絵画・彫刻ほか、書などの分野の団体が一〇〇を超えており活発な分野となっていた。
表-8 芸術文化団体数の推移1
分野昭46分野昭50
詩・評論・創作29創作・評論29
28
短歌18短歌27
俳句・川柳25俳句21
川柳13
音楽31音楽36
マンドリン11
合唱26合唱38
演劇14演劇17
洋舞14洋舞21
絵画32美術30
18書道41
箏曲ほか24箏曲17
邦舞33邦舞33
能楽30
人形劇25
尺八6
琵琶5
詩吟12
長唄・小唄6
民謡2
264448
昭46―『札幌芸術文化年鑑』(昭47)
昭50―『さっぽろ文化団体名簿』(昭51)

表-9 芸術文化団体数の推移2
昭60平2平7平12
演劇52565675
人形劇25725352
落語3
洋舞38435552
邦舞121135145127
32272830
洋楽170162134120
邦楽21191614
箏曲34(55)38(55)42(52)46(41)
尺八151717
長唄11111311
清元1221
常磐津1111
新内122
小唄1818195
鳴物2222
映画28292816
放送7913
視聴覚262521
美術・デザイン50
絵画・彫刻ほか131169180
436581111
写真333551
デザイン775
建築544
ディスプレー・インテリア489
詩・評論・創作69
創作・評論617369
児童文学121514
253326
短歌23403941
俳句40373540
川柳13171727
詩吟15
民謡112
いけ花16
茶道3
8331,2511,1591,144
札幌芸術文化年鑑』(昭60、平2.7.12)
箏曲の( )は社中。