市内分教会の所属大教会をみると平成十一年現在、敷島大教会(奈良県桜井市)が一二、洲本大教会(兵庫県洲本市)が一〇、雨龍大教会(深川市)が七、夕張(岩見沢市)・兵神(神戸市)大教会が六となっている(『天理教教会名称録』平11)。
次に天理教の活動・動向をうかがうと、札幌市域および札幌支庁管内の区域で札幌支部が形成されていたが、札幌支部は昭和四十三年で一〇一教会、一一五布教所、五十一年で一二二教会、一六九布教所をもつ道内で最大の支部であった。そのために五十一年四月十二日に札幌中南、札幌白豊、札幌北西、札幌東、以上の四支部に分割していた。五十二年六月二十日には札幌中南支部より千歳、恵庭、北広島の地区が千恵広支部として分離している。
札幌支部は毎年五月の「ひのきしんデイ」には、円山動物園内の清掃活動をしていた。その人数は四十四年一三七四人、四十七年五五一人、四十八年六四八人などとなっていた。こうした活動に対し札幌市長より五十五年五月十七日に、感謝状が贈呈されていた。また、札幌まつりの期間中、中島公園内の清掃も三十五年以来なされていた。
施設では北海道教務支庁(南一二西一二)の新庁舎が、五十一年九月十六日に完成していた。さらに再度、平成五年八月に新庁舎が完成し、教務支庁神殿の落成式が六年八月一日に行われている。