立正佼成会札幌教会(厚別区厚別中央二―六、本部東京都杉並区)は、教団の機構改革で昭和四十四年一月一日に札幌支部から札幌教会となっていた。札幌道場のある札幌支部は、すでに道内の中心施設として全国教区制がしかれた三十六年一月に、北海道教会が併設されていた。四十六年一月に北海道教会の代わりに設置された北海道教区も、やはり教会内に併設となっていた。札幌教会は四十九年に会員数が一万世帯、五十二年には二万世帯を超えて増加の一途をたどり、教会も狭隘化したため、六十一年十月五日に北二八条西六丁目から現在地へ移転し、旧所には平成四年四月一日に札幌北教会が設置されていた。平成元年九月二十四日に三〇周年、十一年九月十二日に四〇周年記念式典を行っている。三〇周年を記念して発刊された『北の大地に法燈燃ゆ』(札幌教会三十年史、平4)は、教会の組織、活動などについて詳細で優れた沿革史となっている。
パーフェクト・リバティー教団(本部大阪府富田林市)は、Perfect Liberty(完全な自由)に由来し、略してPL教団と呼称される。市内の教会としては札幌中央(豊平区平岸四―一四、昭22・6・19設立)、札幌白石(白石区本郷通三、昭44・7)、札幌北(北区北四〇西六、昭48)、札幌中(南四西一五、昭57・5・9)の諸教会、厚別出張所(厚別区青葉町二、昭55・6)などがある。札幌中央教会は昭和二十二年に札幌支所として設立されており、豊平八条九丁目、南二条西一丁目、北二条東二丁目、そして現在地へと移転を経ていた。札幌北教会は昭和三十九年に北区麻生町の太田嘉祐宅に「太田支教会」としたのが始まりで、四十四年七月に新琴似支所として正式に設立された。四十八年に教会となり、五十四年六月に現在地に教会を建設していた。
生長の家(札幌教化部、西区発寒九―一二、本部東京都渋谷区)は、戦後、札幌では『白鳩』『光の泉』を購読する誌友会として昭和二十二年三月十六日に再発足し、同年十二月十七日に札幌青年会結成大会が開かれていた。道内の教化中心施設は最初旭川に設けられ、二十六年四月二日に北海道綜轄教化部が設置されていた。札幌にも中央教化部事務所が二十七年四月に開設され、生長の家北海道会館(南五西一三)も二十九年九月一日に設置されていた。会館設置にともない北海道綜轄教化部は同年十一月一日に札幌へ移転し、以降は札幌が中心となってくる。三十九年十一月二十七日に新北海道会館が竣工し(南四西二〇)、六十一年一月一日に北海道綜轄教化部より生長の家札幌教化部へ名称変更される。その後、現在地に札幌教化部会館が建設され、平成十四年十一月二十四日に捧堂式が行われていた。生長の家には相愛会、白鳩会などの地区組織もあり、札幌教化部の組織・活動については、『光と愛と悦びの殿堂』(平14)が詳細である。