『品川の歴史』
序文
序
■品川の歴史――目次――
原始・古代の品川
1 採集と狩猟の生活――先土器・縄文時代
赤土の中の文化
縄文文化の曙
前期の文化
居木橋貝塚
上大崎と御殿山の貝塚
中期の文化
後期・晩期の文化
縄文文化の性格
2 農耕の定着と進展――弥生時代
弥生文化の成立
弥生文化の展開
南関東の弥生文化
弥生の遺跡
3 大化改新の前代――古墳時代
古墳の発生
東国の古墳
武蔵国の古墳
大化改新時の庶民生活
品川区の状態
4 律令制の成立と品川
律令制度の確立
武蔵国と品川
武蔵国府
荏原郡の郷と遺跡
中世の品川
1 古代から中世へ
品河清実と品川郷
品川郷の成立
2 大井氏と品河氏
大井実直
大井氏の所領
在家農民
大井実春
品河清実
大井一族の動向
秋春系大井氏
品河氏の西遷
大井氏の没落
品河氏の没落
3 品川湊
帆別銭
鈴木道胤
4 後北条氏の支配――町人と百姓――
高輪原合戦
公事赦免令
逃散
近世の品川
1 品川宿
(1) 品川宿の成立
(2) 宿の管理・運営
道中奉行
問屋
(3) 人馬の継立
賃銭と荷物の制限
貫目改所(かんめあらためじょ)
助郷
(4) 休泊施設
本陣の創設
旅籠屋と茶屋
(5) 飛脚
(6) 品川宿の住民
2 品川区域の村々
(1) 文化年代(一八一〇年ころ)の村々の社寺や旧跡
北品川宿
南品川宿
歩行(かち)新宿
二日五日市村
居木(いるき)橋村
上大崎村
下大崎村
谷山(ややま)村
桐ケ谷村
戸越村
上蛇窪村
中延村
小山村
大井村
(2) 支配組織
関東郡代・代官・名主
品川寄場組合
鷹場
(3) 貢租
本年貢(本途物成)
雑年貢(小物成・運上・冥加)
高掛物
労役負担
品川区域の特殊上納物
(4) 品川用水と三田用水
品川用水
三田用水
(5) 猟師町の漁業
品川浦と御林浦
入会漁業
(6) 海苔の養殖
海苔養殖業の創始
海苔の採集・製造・販売
3 庶民の生活
(1) 祭礼と品川
品川宿のまつり
農村部のまつり
(2) 庶民の信仰
観音の信仰
地蔵の信仰
閻魔の信仰
稲荷の信仰
その他の諸神諸仏の信仰
庚申待
念仏講とお十夜
題目講と御会式
富士講
大山講
その他の講
4 幕末の品川
ペリー来航と台場築造
桜田門事件と外交問題の展開
御殿山焼打ち
打ちこわしと品川宿
大政奉還と江戸市中
三田薩摩屋敷焼打ちと品川沖海戦
近代・現代の品川
1 明治時代の品川
江戸城明渡しと品川
東京と品川県
品川宿の変化
鉄道開通
娼妓解放
明治初年の村々
初等教育の発展
工業の発展
農業と農談会
漁業の衰微と海苔の繁栄
交通の発達
市制町村制と品川
町村会と二級選挙制
2 大正時代の品川
(1) 近代工業の展開
大崎工場街の形成
工場の創設とそのパターン
関東大震災後の工業の歩み
(2) 関東大震災
突然の強襲
罹災者の救助活動
戒厳令下の品川
品川貸座敷の変化
(3) 都市化と住民生活の変貌
人口急増
困窮をきわめた町村財政
都市化を進める基盤となった耕地整理
商店街の形成
農業の衰退
住民生活の変化
農民の生活
職工の生活
サラリーマンの生活
(4) 交通機関の発展と変化
(5) 民衆運動と地方政界
民衆運動
労働争議
地方政界
(6) 大正期の教育
小学校の増設
公立中学校・女学校の設立と夜学校
3 戦争と区民の生活
品川区・荏原区の誕生
非常時下の工業・労働
区政と町会・隣組
疎開と戦災
4 戦後と品川区の誕生
敗戦・占領・復興
品川区の発足
区民生活の変化
環境問題と再開発
品川区内の文化財
執筆者
[奥付]