NPO長野県図書館等協働機構/信州地域史料アーカイブ
長野県町村誌・村絵図、古跡名勝絵図等
『長野県町村誌』と明治初期の村絵図・地図
明治初期、明治政府にして初めて作り得た空前の記録であった全国の町村誌が内務省に保存されていましたが、大正12年の関東大震災により焼失してしまいました。ところが、幸いにも長野県庁には「長野県町村誌」及び村絵図・地図(明治11年~15・16年頃編纂)が完全な形で保存されていました。
これらの貴重な「長野県町村誌」と村絵図・地図についてデジタルアーカイブしましたので、地名・キーワード検索により、
- 「長野県町村誌」と村絵図・地図に載っている字地・町名、山、川、渡・堰、橋、道路、社・寺、学校、古跡・名勝等について、該当ページを読み、村絵図・地図を見ることが出来るとともに、明治初期からの市町村の変遷についても知ることができます。
- 「長野県町村誌」に掲載されている698町村の沿革、歴史的人物、物産、民業、温泉・冷泉、池・湖沼、原野等について、その該当ページを読むことができます。
「古跡名勝絵図」
「古跡名勝絵図」は明治10年前後に戸長等から報告された長野県下10郡に渡る古跡・名勝の絵図について、県が収録したもので、全837点に及ぶ大変貴重な絵図群です。
具体的には、
- 古墳、古屈、塚、墳墓、陵、街道、駅址、切通、橋、句碑、神宝、灯籠、名木等
- 山城墟、城郭跡、砦跡、古館跡、堀跡、古戦場、山稜、寺社、瀑布・滝、町図等が掲載されています。