/ 93ページ
画像
画像ビューア
目録ID mp000190-200010
タイトル 蓮如上人真像(開基)
タイトル(カナ) れんにょしょうにんしんぞう
タイトル(ローマ字)
タイトル関連
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
タイトルに関する注記
作成者
作成者(カナ)
作成者(ローマ字)
出版・製作者
出版・製作者(カナ)
出版・製作者(ローマ字)
製作年 大永二年
製作年終
数量 一幅
形状 掛幅
大きさ
大きさ(縦) 98.0cm
大きさ(横) 38.6cm
媒体
形態に関する注記 絹本著色、掛幅装、黒漆印籠蓋桐箱
保存状況
縮尺
その他の注記
言語
ISBN
ISSN
主題
主題(カナ)
主題(ローマ字)
関連する地域・場所
関連する地域・場所(カナ)
関連する地域・場所(ローマ字)
関連する人物・団体
関連する人物・団体(カナ)
関連する人物・団体(ローマ字)
内容年
内容年終
内容
内容(カナ)
内容(ローマ字)
解題・説明 本願寺第8世・蓮如(1415~99)の肖像である。画中に、「本願寺前住釈蓮如」の識語と、『教行信証』総序より4行「弘誓強縁多生/叵値真實浄信/億劫叵獲偶獲/行信遠喜宿縁」が書かれている。僧剛襟付きの黒衣に白い袈裟を着け、高麗縁の上畳に左を向いて座す。右手は檜扇、左手に念珠を持つ。画面の擦過・剥落が進んで像容が見えづらいが、面猊には比較的顔料がよく残り、蓮如の気骨溢れる人柄を偲ばせるような、生彩に富んだ表情が見て取れる。裏書にある願主の実悟(1492~1583)は、蓮如の第23子(第十男)。永正10年(1513)石川郡剱村清沢坊(願得寺)に入るが、翌年、実賢宗主擁立事件に連座し、本願寺内での立場が悪化した。享禄4年(1531)大小一揆(享禄の錯乱)により、寺基を焼失。本願寺第10世・証如(1516~54)の勘気を蒙り、諸国を流浪。天文19年(1550)許され、永禄年間(1558~69)に、石川郡剱村清沢の旧号を移して、河内(現・大阪府門真市御堂町)に光明山願得寺(現・大谷派別格寺院 古橋御堂)を創建した。本画像の裏書の紙や筆致は、大永2年(1522)のものとは思えないごく新しいものである。しかし、画像の様式そのものは、やや形式化しているものの、室町時代末期のものとみて差し支えないように思われる。なお、本画像の裏書に合致する内容の文書が、「下間頼秀奉書」(『雲龍山勝興寺古文書集』6)として勝興寺に蔵されている。内容は、年次不明2月朔日付、願得寺蔵蓮如御影の安置を認めるものである。ただし、『勝興寺古文書集』においても、『富山県史』通史編Ⅱ822頁においても、官途名・花押からして、偽文書と考えられると指摘されている。本画像の現・裏書は、この偽文書とともに偽作されたものと考えられる。典拠となった旧・裏書が存在し、加州石川郡時代の願得寺の常住物が、勝興寺に伝来し、その裏書をもとに偽文書が作られた可能性もあるが、現時点では不明と言わざるを得ない。(高田克宏)【参考文献】『浄土真宗と本願寺の名宝Ⅰ-受け継がれる美とこころ-』龍谷大学 龍谷ミュージアム,平成28年(2016)
解題・説明(英語)
来歴
来歴(英語)
所蔵機関 勝興寺
原資料の所在地 勝興寺
資料番号 『勝興寺宝物展』図録番号:19、『勝興寺絵画目録』整理番号:三〇九
管理記号
カテゴリ区分 静止画
資料種別 絵画
資料分類(大分類) 宝物
資料分類(中分類) 絵画
資料分類(小分類)
文化財情報
manifest.jsonへのURL
参照データ
関連ページURL 宝物作品解説
関連画像URL
自治体史掲載
出版物・関連資料 『勝興寺宝物展 重要文化財勝興寺本堂落慶記念』(勝興寺ほか 2005)
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
原資料の利用条件
権利関係・利用条件に関する注記
緯度・経度・高度に関する注記
DOI
既刊目録名 『雲龍山勝興寺絵画目録』(勝興寺文化財保存・活用事業団 2010)
デジタル化の経緯に関する注記
/ 93ページ