/ 93ページ
画像
画像ビューア
画像
画像ビューア
目録ID mp000380-200010
タイトル 杉戸絵 菊花(裏 緋桐)
タイトル(カナ) すぎどえきっか
タイトル(ローマ字)
タイトル関連
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
タイトルに関する注記
作成者
作成者(カナ)
作成者(ローマ字)
出版・製作者
出版・製作者(カナ)
出版・製作者(ローマ字)
製作年 江戸時代後期
製作年終
数量 四面(二枚)
形状 杉戸絵
大きさ
大きさ(縦) 各面 縦160.0cm
大きさ(横) 各面 横76.0cm
媒体
形態に関する注記 板絵著色
保存状況
縮尺
その他の注記
言語
ISBN
ISSN
主題
主題(カナ)
主題(ローマ字)
関連する地域・場所
関連する地域・場所(カナ)
関連する地域・場所(ローマ字)
関連する人物・団体
関連する人物・団体(カナ)
関連する人物・団体(ローマ字)
内容年
内容年終
内容
内容(カナ)
内容(ローマ字)
解題・説明 本坊とは、式台や大広間、書院、寺務所、台所などを含む広大な空間で、本堂から雁行するように続いている。それぞれの部屋には、襖絵や壁貼付の絵があり、部屋の名称にもなっている。金箔を貼った部屋は「金の間」、襖絵に松の大樹が描かれた部屋は「松の間」、草花や小鳥が描かれた部屋は「花鳥の間」と呼ばれる。 また、襖絵や壁貼付ほど大きなものではないが、通路の境に嵌められ、存在感のある杉戸絵も存する。御内仏と呼ばれる持仏堂の周辺に所在し、三面現存している。 その内の一面は極めて写実的に描かれた植物図である。片面に菊、背面に緋桐が描かれている。このI面のみは現在の通路に嵌められている。精密な描き方をみると、本草学が盛んになる江戸時代後期以降の制作とみられる。 緋桐は、赤い花が美しい落葉低木で、葉が桐に似ているために、その名がある。唐桐とも呼ばれる。インド原産で、中国南部でも自生する。日本には、延宝年間(一六七三~八一)頃に渡来し、観賞用として栽培されるようになった。貝原益軒の「大和本草」(一七〇六年刊行)にも登場する。 富山藩においては、第十代藩主・前田利保(一七九九~一八九九)が、本草学に詳しく、御抱絵師に美しい植物図鑑「本草通串証図」(富山県立図書館蔵)を描かせたことが有名だが、加賀藩においては、さかのぼって第五代藩主・前田綱紀(一六四三~一七二四)に仕えた本草学者・稲生若水(一六五五~一七一五)などの俊英がいた。稲生の『庶物類纂』六三八巻は、『本草網目』や『大和本草』を遥かに凌ぐ水準の博物学であった。病没の後には、弟子・丹羽正伯(一七〇〇~五二)が完成させて、加賀藩を通して幕府に献納したものである。こうした学問的な気運を前史背景として、描れたものだろうか。(引用:「重要文化財勝興寺本堂落慶記念 勝興寺宝物展」)
解題・説明(英語)
来歴
来歴(英語)
所蔵機関 勝興寺
原資料の所在地 勝興寺
資料番号 『勝興寺宝物展』図録番号:38・39、『勝興寺絵画目録』整理番号:四七二
管理記号
カテゴリ区分 静止画
資料種別 絵画
資料分類(大分類) 宝物
資料分類(中分類) 絵画
資料分類(小分類)
文化財情報
manifest.jsonへのURL
参照データ
関連ページURL 宝物作品解説
関連画像URL
自治体史掲載
出版物・関連資料 『勝興寺宝物展 重要文化財勝興寺本堂落慶記念』(勝興寺ほか 2005)
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
原資料の利用条件
権利関係・利用条件に関する注記
緯度・経度・高度に関する注記
DOI
既刊目録名 『雲龍山勝興寺絵画目録』(勝興寺文化財保存・活用事業団 2010)
デジタル化の経緯に関する注記
/ 93ページ