広悟像(二十代本成室)

広悟像(二十代本成室)


広悟像(二十代本成室)(こうごぞう)     [目録を見る]   [ 宝物解説へ ]
[画中]
     釋尼廣悟
  
[裏書]
     本願寺釋廣如(花押)
       慶應三丁卯年八月十五日
       越中國射水郡古國府
                 勝興寺物
      蓮生院廣悟像
                願主釋廣輝

 広悟(?~1867)は、勝興寺第20代住職・本成の室。『系図纂要』藤原氏二には、鷹司政煕(まさひろ)(1761~1840)の息女の一人が、「越中聖興寺(ママ)室 号蓮生院」となったことが記されている。寺伝では、この女性が入輿の際、「洛中洛外図屏風」(重要文化財)などの調度品をもたらしたとされている。