六角青貝蝋石手炉

六角青貝蝋石手炉


六角青貝蝋石手炉(ろっかくあおがいろうせきしゅろ)     [目録を見る]   [ 宝物解説へ ]
 六面体の大名火鉢である。黒漆地に平文の繋ぎ花文を配した地に、各面とも金沃懸地(いかけじ)で縁取りした濃金梨地の面を作り、その中に金銀蒔絵、蝋石、螺鈿などの技法を駆使して面ごとに異なる題材の花鳥や山水を描き出し、火鉢の中央上部に銀打ち出し透かし模様の火屋を置いている。やや小ぶりだが凝った造りである。