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作品解説
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工芸品
二条藤紋蒔絵花見弁当
二条藤紋蒔絵花見弁当
(にじょうふじもんまきえはなみべんとう)
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天板に持ち手金具をつけ、中身に4段の重箱を納め、重箱の側面空間に2個の銀製徳利を納める。箱の外側は黒漆地、縁取りは金沃懸地(いかけじ)で、天板、前蓋、各重箱に二条藤紋を金平蒔絵で配し、重箱の内側は朱漆塗りである。
本徳寺広浄の子で勝興寺第24代住職・尊弘が入寺した際の持参品と伝わる、仏門らしい簡素で質実な品である。