例言

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・本書は、鈴鹿市制施行70周年記念事業の一環として行われた鈴鹿の戦中戦後史作成事業の報告書である。

・第2章 証言編は、市民アンケートにより寄せられた情報をもとに聞き取り調査を行い、その内容を掲載したものである。掲載の順番は、インタビュー対象者の生年順、生年が同年の場合にはアイウエオ順とした。

・第2章 証言編は、聞き取り調査結果を中心にまとめたものであり、鈴鹿の戦中・戦後に関する全ての事項を網羅するものではない。また、聞き取り調査の内容については、時間の経過による忘却や個人の思い違い、齟齬等も含まれるが、本調査の趣旨からそのまま掲載することとした。

・第3章 資料編の伊勢新聞データベースは昭和13年から昭和30年までの記事を検索し、データ化作業を行ったものである。

・第3章 資料編のNTT格納庫図面については、「鈴鹿研修センタ跡地格納庫保存資料」(平成23年3月 西日本電信電話株式会社)に掲載の図面から許可を得て一部抜粋したものである。

・第3章 資料編の資料翻刻については、本調査とかかわりのある資料を選び、その一部を掲載した。文献上の表記を原文どおりに翻刻しているが、旧漢字は全て新字に改めた。また、あきらかな誤字脱字については適宜あらためている。齋尾慶勝資料については、船の科学館学芸員齋藤義朗氏が翻刻を行った。

・写真図版の所蔵表記は、鈴鹿市に所蔵のある写真(紙焼)およびフィルムから採った図版について「鈴鹿市」とした。アンケート調査およびインタビュー調査で入手した図版については「アンケート回答者提供」とした。

・写真図版は、同一フィルムを原版とする写真が複数ある場合には、その中で一点を選び掲載した。

・掲載した写真図版は、原版となるフィルムが失われているものや所在がわからないものが多く、また複数の紙焼きが存在する可能性がある。そのため、この報告書で記載した所蔵者以外に原版や複製の所有者が存在する可能性がある。