鈴鹿市は、三重県の北中部に位置し、面積は194.46km²、西は標高1,000m前後の鈴鹿山脈から、東は伊勢湾沿岸まで、山地・平野・海岸と多様な地形を有しています。現在では、F1日本グランプリをはじめとする国際レースの開催地として有名ですが、東海道・伊勢街道などの旧街道沿いに位置し、廻船の湊・白子を有するなど、古来より交通の要衝として栄えてきました。加えて、伝統工芸品・伊勢型紙の産地としても知られています。
伊勢型紙とは、数枚の和紙を柿渋で貼り合せ防水加工した型地紙に、専用の彫刻刀を用いて様々な文様を彫り抜いた染色用の型で、その彫刻技術は国の重要無形文化財に指定されています。
鈴鹿市は、昭和17年に「軍都」として誕生しました。鈴鹿の戦中戦後の歩みを約100名の証言と資料から読み解きます。市制70周年記念事業として刊行した「鈴鹿の記憶‐戦中戦後の証言と資料‐」の電子ブックです。
当事業は公益財団法人図書館振興財団の 2023年度提案型助成を受けて実施しています。