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IIIFビューア
ジャンル 和本
資料ID 2013_WA_007_001
地点番号
地域 台東区
資料名1 江戸現在広益諸家人名録
資料名1かな えどげんざいこうえきしょかじんめいろく
資料名2
資料名2かな
シリーズ名
英文タイトル
縦・横・厚(cm) 18.1×12.1×1.4
判型
時代 江戸
成立年月日 天保7年(1836)秋
成立年月日終
改印(検印)
作者名 東條琴台/序
大窪詩仏/序
作者情報 編著者名なし→初編・2編の編者、扇屋傳四郎・扇面亭
署名等
発行者名 須原屋佐助
版元印
撮影地点・方角
彫師
蔵書印
件名 人名録
スタンプ
画中文字
展示履歴 「谷中の自然を見る 本草学者・岩崎灌園の世界」(2015/06/19~09/16)、「蘭学者がつづる江戸 柴田収蔵日記」(2016/06/17~09/14)、「幕末・明治の漢詩人 大沼枕山」(2018/12/21~2019/03/17)、「台東区の大名屋敷と大名庭園」(2020/12/18~2021/03/14、06/18~09/12)、「馬琴日記」(2021/12/17~2022/03/13)、「吉原細見の世界Ⅲ後編」(2024/12/20~2025/02/16)。室報第12号に図版掲載。
解説 「谷中の自然を見る 本草学者・岩崎灌園の世界」:江戸の知識人473名の名前、住所、専門分野などを掲載した人名録には、「物産 根津権現後 岩嵜源蔵」とある。人名録は、学ぶ意思を持つ人びとが、先生を選ぶ情報源として用いた。地域は、現在の千代田・中央・台東区域など江戸中心部が多かった。郊外の谷中に住む者は少なく、本書では区内在住144名中、谷中在住は灌園ほか6名を数えるのみである。毎月8の付く日に勉強会を開き、本草学者をはじめ植木屋や考証学者など様々な階層に門戸を開いた。
「蘭学者がつづる江戸 柴田収蔵日記」:序を大窪詩仏、菊池五山、東條琴台という、当時の江戸を代表する3名の文人が記す。五山の序を書いた書家は中根半仙で、柴田収蔵ははじめこの人物に師事した。本書は『江戸繁昌記』に「田舎に行」われたとあり、遊学の志ある者が江戸や京などの大都市に行く前に、著名な先生の住所やその専門を知るという利用価値があった。柴田収蔵は、佐渡にいるとき、本書を佐渡奉行所の役人である石井夏海より借用し、谷文晁やその門下生を書き写している。
「幕末・明治の漢詩人 大沼枕山」:第9丁裏5行目に「詩 台嶺」として枕山のことが載るが、この頃はまだ「枕山」の号を用いていないことがわかる。しかし、本書が発行された年の枕山の年齢は、数えで19歳、父竹渓の文名がとどろいていたとはいえ、破格の扱いであろう。住所は、「下谷泉橋通」とある。
「台東区の大名屋敷と大名庭園」:江戸の知識人473名の名前、住所、専門分野などをいろは順に掲載した人名録。
 市井の文人である谷文晁、曲亭馬琴のほか、諸藩の藩士や屋代弘賢のような幕府役人などの武士も多数掲載される。江戸時代後期の文人の動向がわかる書物であるが、大名・旗本クラスの武家の名が記されていない。
 馬琴、文晁、屋代の3名は、文政7~8年(1824~1825)に開催された、下谷長者町一丁目(現、上野三丁目付近)の薬屋・山崎美成を中心に、筑後柳川藩の江戸御留守居役の西原梭江(さこう)、土浦藩士・関思亮などとともに、武士・町民が交流した好古の会「耽奇会(たんきかい)」のメンバーであった。
 展示箇所は、「タ」の項。右側の丁に谷文晁と息子の文一と文二の名があり、左側の丁に「滝沢篁民」すなわち、馬琴の名が記されている。
「馬琴日記」:展示箇所は、「イ」の項で、左側の丁の1行目、池田善二郎すなわち浮世絵師・渓斎英泉が池之端に住んでいたこと、別号に「無名翁」「一筆菴」があることがわかる。弘化3年(1846)には「一筆菴」の号で、菊の栽培書『菊花檀養種(きくかだんやしないぐさ)」も執筆しており、美人画で有名であるが、植物の描写にも長けていた。
「吉原細見の世界Ⅲ後編」:阿部櫟斎は、左側の丁2行目に「本草/櫟斎/名喜任 字亨/又号巴菽園 会日三ノ日/本石町一丁目/阿部友進」とある。櫟斎の曽祖父で、享保年間(1716 ~ 1736)に幕府採薬使(さいやくし)として活躍した阿部照任(てるとう)も含めて代々「阿部友之進」と称したので、これと区別するために「櫟斎」また「櫟斎喜任(よしとう)」と呼んで区別することが多い。
 本草学者は、それだけで職業として成り立たないので、医業を営むことが多かった。加えて櫟斎は、その上で吉原細見の序文を書いたり、漢詩文集を編纂したり、と副業として文芸活動を行っていた。
備考 1冊。目録題簽あり。
[江戸/現在]廣益諸家人名録(内題)
「天保乙未暮秋 詩仏老人大窪行書 「江山」(方印)「大窪/之印」(方印)(序)」
「丙申花朝日五山池相孫 「五山/堂印」(方印)「無絃/印」(方印) 半仙中根容書 「□」(方印)「□」(方印)(序)」
「于時天保六年歳次乙未古重陽琴台老人東條耕書于入谷之掃葉山房中 □□叟任書(序)」
「題諸家人名録後(中略) 掃葉山房主人 「琴堂」(瓢箪印) □斎書 「盛/義」(方印) 「直方/□」(方印)(跋)」
「甲/辰/須(黒文楕円印、仕入れ印)(後ろ見返し)」
書込み
宛名面情報
権利関係 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
詳しくは利用規定をご覧ください。
形態に関する注記 刊写:刊本
形態:冊
様式:刊本
色:モノクロ
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