/ 185ページ
画像
IIIFビューア
ジャンル 和本
資料ID 2018_WA_005
地点番号
地域 雷門
資料名1 絵本江戸土産 初編
資料名1かな えほんえどみやげ しょへん
資料名2
資料名2かな
シリーズ名
英文タイトル
縦・横・厚(cm) 18.0×12.1×0.7
判型
時代 江戸
成立年月日 嘉永3年(1850)初秋
成立年月日終
改印(検印)
作者名 松亭金水/序・編
歌川広重(初代)/画
作者情報
署名等
発行者名 菊屋幸三郎
版元印
撮影地点・方角
彫師
蔵書印
件名 御厩河岸 駒形堂 金龍山浅草寺 隅田川 宮戸川 吾妻橋 待乳山 真乳山 聖天
スタンプ
画中文字
展示履歴 「絵本江戸土産~広重が描いた台東区~」(2021/09/17~12/12)、「台東区の古代・中世」(2022/06/17~09/11)、「台東区の橋」(2023/10/20~11/15)。
解説 「絵本江戸土産」:【御厩河岸駒形堂金龍山遠望】右奥に浅草寺と五重塔、その手前に駒形堂、左端に御厩河岸があり、渡し船が行き来している。詞書には「このわたし場の川中にいたれば遥かに見ゆる筑波の嶺 隅田川の屈曲せる岸に真白き駒形堂 梢を貫く五重の塔はこれ金龍山浅草寺 実に比なき光景なり」とある。現在の駒形堂は赤色だが江戸時代は白色で、他の浮世絵にも白色で描かれている。
【隅田川真乳山の夕景】中央に今戸橋と山谷堀、小高い山の上には待乳山聖天が見える。詞書には「真土山夕越くれば庵崎(いおさき) とむかしの人の詠じけん 東都に名高き勝地にて この辺すべて旧跡多し」とある。待乳山は、真土山、真乳山とも表記された。庵崎は向島から堤通一帯を指す地名。
【隅田堤花盛】手前が墨田区側、対岸が台東区で右奥に筑波山。詞書には「いといと長き堤の上にむかし享保の頃とかや 芳野の桜を植られしとて 今も弥生の中空には 雲か雪かと咲つづく」とある。芳野(吉野)の桜は現在のヤマザクラで、享保2年(1718)に徳川吉宗が100本を隅田川の堤防に植えた。染井村(豊島区駒込)で生まれたソメイヨシノが広まるのは後年のことである。
「台東区の古代・中世」: 初代広重が描いたオールカラーの絵本のシリーズ。展示箇所は、梅若丸墓がある木母寺(墨田区堤通に現存)の項。本シリーズ中、木母寺は初編と8編に登場する。初編は雪景色、8編(中期に展示)は桜景色に描かれ、季節ごとに人々が訪れる、古くからの名どころであることがわかる。詞書には、料亭があっていつの季節でもにぎわうと記されている。
「台東区の橋」:江戸時代の名所を絵で紹介した地誌。初編から七編までを初代広重が、十編までを二代広重が描いた。詞書には「すみだかはの下流にして宮戸川(みやとがわ)は旧名なり。今は浅草川といふ。吾妻橋の長さ七十六間、(中略)この橋、東都四大橋の其一にして風景よし」とある。四大橋は永代橋・両国橋・新大橋・吾妻橋を指す。
備考 初編のみ1冊。
「画本江戸土産初篇/廣重筆/金幸堂梓(前見返し)」「叙(中略)庚戌初秋日 金水陳人題「松(黒文方印)」「亭(白文方印)(序)」「亀栄萬歳池/廣重筆「一立斎(朱文方印)」(巻末)」「東都書林(菊屋幸三郎ほか全12名)(奥付)」
書込み
宛名面情報
権利関係 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
詳しくは利用規定をご覧ください。
形態に関する注記 刊写:刊本
形態:冊
様式:刊本
色:カラー
/ 185ページ