ジャンル
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和本
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資料ID
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2018_WA_011
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地点番号
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地域
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今戸
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資料名1
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絵本江戸土産 七編
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資料名1かな
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えほんえどみやげ しちへん
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資料名2
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資料名2かな
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シリーズ名
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英文タイトル
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縦・横・厚(cm)
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18.2×12.2×0.8
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判型
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時代
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江戸
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成立年月日
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刊年不明
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成立年月日終
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改印(検印)
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作者名
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歌川広重(初代)/画 松亭金水/序・編
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作者情報
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署名等
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発行者名
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菊屋幸三郎
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版元印
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撮影地点・方角
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彫師
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蔵書印
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件名
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今戸焼 梅 隅田川 都鳥 奥山 花屋敷 浅草寺境内 桜 金龍山 本堂 首尾の松 大川 椎の木屋敷 吾妻橋
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スタンプ
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画中文字
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展示履歴
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「台東区の縁日」(2018/09/21~12/16)、「外国人が見た台東区」(2020/06/19~09/13)、「台東区の古代・中世」(2022/06/17~09/11)。
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解説
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「台東区の縁日」:「酉の市」は、転じて「酉の町」とも称した。文末に「熊手と唐(たう)の芋をひさく(ぐ)を当社の例とす」とあり、熊手だけでなく唐の芋(サトイモの一種)も江戸時代から売られていたことがわかる。画面下半分は、あたかも水が流れているかのように描かれているが、浅草田圃を表現したもの。裏側から描く熊手は、構図として面白い一図である。本書『絵本江戸土産』は、初代広重が描いたオールカラーの絵本。台東区内の名所も数多い。 「外国人が見た台東区」:文久元年(1861)8月20日、シーボルト一行は、芝田町より船で寺島(現、墨田区)の植木屋へ行き、浅草を観光した後、浅草駒形町より乗船して芝赤羽根の宿所へ帰った。古川→江戸湾→隅田川のルートを通り、目立つ陸路よりも水上を選んだと考えられる。帰路、駒形町から乗船した一行は、本図に描かれた風景と同じように、吾妻橋を背に、首尾の松をながめながら浅草を後にしたであろう。/嘉永5年(1852)に開園した浅草花屋敷の図。春夏秋冬の景色が観賞でき、「花屋敷」また「百花園」と唱えた向島百花園を真似て開園した。小高い築山に茶店を設け、遊観をうながし、浅草寺直近ということもあって賑わいを見せた。同じころ新しく開かれた堀切菖蒲園、小村井梅園などの庭園の形式は、浅草花屋敷とよく似ている。園のオーナーは、千駄木団子坂の植木屋、森田六三郎で、鉢植の販売も行い、植物に関心がある外国人に人気のスポットであった。/嘉永5年(1852)に開園した浅草花屋敷の花壇の図。文中には、「百花百艸(ひゃっかひゃくそう)」を植えて、いつでも観賞できるのを目指したとある。「花屋敷」また「百花園」と唱えた向島百花園を真似て開園し、植物園のように花名を記した札を立て、踏み荒らされないよう柵を設けた。このような形式は、庭園の歴史のなかでは比較的新しく、浅草寺直近ということもあって賑わいを見せた。園のオーナーは、千駄木団子坂の植木屋、森田六三郎で、鉢植の販売も行い、植物に関心がある外国人に人気のスポットであった。 「台東区の古代・中世」:初代広重が描いたオールカラーの絵本。各巻の見返しには、名産品や子どもの玩具などの土産品が多く描かれる。展示箇所は第7編見返しで、「いまとのやきもの」つまり今戸焼が並んでいる。手前の香合は、都鳥をモチーフにしたもので、側面に「すみた川」と記されている。
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備考
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7編のみ1冊。 元題簽。「廣重筆/江戸みやけ七編/金幸堂梓/いまとのやきもの/すみた川(前見返し)」「江戸みやげ七編の叙(中略)/金水道人誌「松亭(黒文瓢箪印)」(序)」「廣重筆(巻末)」「東都書林/馬喰町二丁目 (書肆名全12名)菊屋幸三郎板(奥付)」室報第10号に図版掲載。
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書込み
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宛名面情報
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権利関係
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この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。 詳しくは利用規定をご覧ください。
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形態に関する注記
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刊写:刊本 形態:冊 様式:刊本 色:カラー
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