ジャンル
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和本
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資料ID
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2018_WA_012
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地点番号
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地域
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千束
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資料名1
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吉原細見(外題)
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資料名1かな
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よしわらさいけん
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資料名2
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資料名2かな
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シリーズ名
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英文タイトル
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縦・横・厚(cm)
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18.7×12.7×0.5
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判型
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時代
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江戸
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成立年月日
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寛政4年(1792)7月序刊
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成立年月日終
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改印(検印)
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作者名
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山東京伝/序 小泉忠五郎/細見改
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作者情報
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「みつのえね 文月 山東亭主人(序、1オ)」「耕書堂蔵板目録/御江戸本町筋北エ八町目通油町 蔦屋重三郎」「細見改 淺草田町一丁目 小泉忠五郎/板元 江戸通油町 蔦屋重三郎(巻末奥付)」
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署名等
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発行者名
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蔦屋重三郎
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版元印
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撮影地点・方角
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彫師
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蔵書印
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「□(白文朱方印、前見返し)」、「□□(白文朱長方印、前見返し)」、「□・□(白文朱方印、前見返し)」、「□原/□□/□□(朱文方印、前見返し)」、「大(白文方印、前見返し)」
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件名
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新吉原 細見 案内記 遊郭
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スタンプ
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画中文字
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展示履歴
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「吉原細見の世界Ⅱ」(2019/12/20~2020/03/15)、「馬琴日記」(2021/12/17~2022/03/13)、「大吉原展」(東京藝術大学美術館2024/3/26~ 5/19)、「吉原細見の世界Ⅲ前編」(2024/06/21~09/16)、「吉原細見の世界Ⅲ後編」(2024/12/20~2025/02/16)
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解説
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「吉原細見の世界Ⅱ」:書名は旧蔵者が付した外題から採用した。表紙の「寛政四」という朱筆も旧蔵者が記したもの。浅葱(あさぎ)色または栗皮(くりかわ)色の無地の表紙だけでは内容がわからないため、このような付記がある細見も珍しくはない。奥付には「板元 江戸通油町 蔦屋重三郎」と、初代蔦屋重三郎の名が見える。本書は、巻末に2丁半(現代の5ページ)にわたり、蔦屋(耕書堂)の出版案内が記載されている。
「馬琴日記」:蔦屋重三郎が発行した吉原のガイドブック、吉原細見。春と秋の年2回発行された。蔦屋は吉原の本を商う本屋であったが、吉原細見によって富をなし、大店が立ち並ぶ日本橋に進出した。
馬琴は、山東京伝のはからいで蔦屋に住み込みの手代として勤務したことがある。
「吉原細見の世界Ⅲ前編」:【前・中期】江戸町一丁目南側、扇屋宇右衛門楼の筆頭に「花扇」の名が見える。浮世絵「名妓三十六佳撰 花扇」で紹介される花扇と同一人物である。この花扇は、4代目花扇で、山東京伝、曲亭馬琴らも逸話を記録している。
花扇の左隣には「滝川」の名があり、この遊女も「名妓三十佳撰」で紹介される有名人である。さらに「花扇」の文字の左下に「よしの」とある禿(かむろ。遊女が使う幼い女児)の名前も代々同じ名を名乗った。
【後期】吉原細見は、表紙をめくった裏側(前見返し)に、遊女、芸妓などの遊興代金「揚代」の凡例、その左側に序文が記されるのが常である。
本細見の序文は、江戸の戯作者・山東京伝が記す。京伝は、本細見発行の前年、寛政3年、老中松平定信のもと断行された寛政の改革の一環として定められた出版統制令により、手鎖 50 日間の刑を受けた。
著名な京伝の序文は、蔦重発行の細見の評判を後押しした。また絵師として細見の挿絵も描いている。
「吉原細見の世界Ⅲ後編」:本細見の序文は、江戸の戯作者・山東京伝が記す。京伝は、本細見発行の前年、寛政3年、老中松平定信のもと断行された寛政の改革の一環として定められた出版統制令により、手鎖50 日間の刑を受けた。
著名な京伝の序文は、蔦重発行の細見の評判を後押しした。また絵師として細見の挿絵も描いている。
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備考
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1冊。 元題簽、栗皮色表紙、「寛政四(表紙、朱筆)」「大(白文方印、前見返し)」「(前略)三千の妓か十年のはるあきはよく細見にとゝめたり。/みつのえね 文月 山東亭主人(「巴山人(刷印)」 「耕書堂蔵板目録 御江戸本町筋北エ八町目通油町 蔦屋重三郎(28オ)」 「細見改 淺草田町一町目 小泉忠五郎/板元 江戸通油町 蔦屋重三郎(奥付)」
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書込み
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宛名面情報
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権利関係
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 この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。 詳しくは利用規定をご覧ください。
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形態に関する注記
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刊写:刊本 形態:冊 様式:刊本 色:モノクロ
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