ジャンル
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和本
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資料ID
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2018_WA_024_002
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地点番号
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地域
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千束
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資料名1
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青楼年中行事
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資料名1かな
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せいろうねんじゅうぎょうじ
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資料名2
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資料名2かな
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シリーズ名
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英文タイトル
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縦・横・厚(cm)
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22.5×16.0×2.6
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判型
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時代
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江戸
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成立年月日
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原本:享和4年(1804)刊/明治40年(1907)復刻カ
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成立年月日終
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改印(検印)
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作者名
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十返舎一九(初代)/著 喜多川歌麿/画
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作者情報
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署名等
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発行者名
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上総屋忠助(原本)
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版元印
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撮影地点・方角
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彫師
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蔵書印
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「東京々橋區彌左衛門町/拾二番地書肆大島屋/武田傳右衛門(朱文長方印)」(下巻後ろ見返し)
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件名
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新吉原 遊郭
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スタンプ
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画中文字
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展示履歴
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「台東の園芸文化200年」(2009/10/16~2010/02/17)、「『江戸風俗人形』の世界」(下町風俗資料館、2019/12/07~2020/02/24)、「日記が語る台東区10 花見の日記」(2023/12/22~2024/03/17)、「吉原細見の世界Ⅲ前編」(2024/06/21~09/16)。
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解説
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国立国会図書館蔵書の奥付には、明治40年(1907)8月10日発行とあり、「臨写印刷兼発行者 東京市浅草区左衛門町一番地 矢野勇吉」とある。当館蔵書はこの奥付を欠くが、近代の印刷である点は間違いない。
「台東の園芸文化200年」:遊里吉原における一年の行事を絵入りで解説した書物。原本は享和4年(1804)刊。花見の名所である飛鳥山や日暮里に行く客も、ここ吉原の夜桜見物に集い、客足をかすめとられたとある。
「『江戸風俗人形』の世界」:他館蔵書に、明治40年(1907)8月10日発行の奥付を持つものがあるが、本書はこの奥付を欠く。 「新造出しの図」(上巻)として、姉女郎が禿(かぶろ)あがりの女を、新しく自分の妹分として披露するさまを描く。費用は姉女郎のなじみ客が負担した。 「倡舗張付彩工図(しょうほはりつけさいこうず)」(下巻)は、「鳳凰」の絵の制作途中のさまが描かれる。鳳凰の舞う姿は、遊郭廓内の最上位の格を意味し、かつ自由の翼を奪われた女性をも意味する象徴的な図様である。
「日記が語る台東区10 花見の日記」:「仲の町花盛之図」として、毎年春になると移植された仲の町の桜の様子を想起する画題が付されているが、実際は花魁道中に列するそれぞれの人物をクローズアップして描く。「カフロ(禿)」「大尽(だいじん)」「男ゲイシヤ(芸者)」「ヲイラン(花魁)」のほか、幇間である「地神(じがみ)」「江戸神(えどがみ)」、「番頭新造」の略である「バンシン(番新)」など吉原ならではの人物が描かれている。
人びとは、この時期だけ植えられる桜を見るだけでなく、このイベント、花魁道中を楽しみにしていた。
「吉原細見の世界Ⅲ前編」:吉原における行事を多色刷りの絵入りで解説した書物。文章は十返舎一九、図は喜多川歌麿と、初代蔦屋が目をかけて育てた人物により出版され、好評を博した。
展示箇所は、遊女らの夜見世風景。夜見世とは、夜に張見世(客を招くため道路に面した格子越しの部屋に並んで客を待つこと)をすること。この夜見世の慣習は、日本橋の元吉原の頃にはなく、新吉原に移ってきてからだという。本画面には、「マジリハンマガキ」と小さい文字が見え、これは「交じり半籬」で、店構えがやや小さい間口十間以下の店をいう。
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備考
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2巻2冊。 「青樓年中行事 上(後題簽)」「十返舎一九著/青樓/年中行事/繪本/喜多川歌麿画/全部/二巻(前見返し)」「曲中年中行事序(中略)于時享和四甲子蒼陽日/千首樓識(印)」「青樓繪抄年中行事/凡例/(中略)東都 逸民/十返舎一九戯編(印)」「千穐菴 三陀羅法師」「青樓繪抄/年中行事/大尾(尾題)」「青樓/繪抄/十返舎一九編輯/全部二冊近刻/此書は今(中略)於青樓仲街濱野屋/集道之樓上/十返舎一九撰「敬貞/之印(白文方印)」「江戸繪師 喜多川舎/紫屋歌麿筆「歌/麿」「源/氏」校合門人 喜久麿/秀麿/竹麿/彫刻 藤一宗/摺工 鶴松堂/藤右衛門/享和四歳甲子蒼陽發兌/東武日本橋通四町目/書房 上總屋忠助壽櫻(奥付)」
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書込み
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宛名面情報
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権利関係
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![クリエイティブ・コモンズ・ライセンス](https://i.creativecommons.org/l/by/4.0/88x31.png) この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。 詳しくは利用規定をご覧ください。
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形態に関する注記
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刊写:刊本 形態:冊 様式:刊本 色:カラー
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