ジャンル
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浮世絵
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資料ID
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2011_u_025
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地点番号
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地域
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橋場
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資料名1
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名所江戸百景 墨田河 橋場の渡 かわら竃
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資料名1かな
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めいしょえどひゃっけい すみだがわ はしばのわたし かわらかまど
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資料名2
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資料名2かな
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シリーズ名
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名所江戸百景
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英文タイトル
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縦・横・厚(cm)
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36.9×25.5
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判型
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大判
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時代
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江戸
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成立年月日
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安政4年(1857)4月
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成立年月日終
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改印(検印)
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巳四/改
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作者名
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歌川広重(初代)/画
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作者情報
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署名等
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廣重画
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発行者名
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魚屋栄吉
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版元印
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下谷 新黒 魚栄
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撮影地点・方角
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彫師
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蔵書印
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件名
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今戸焼 都鳥 隅田川
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スタンプ
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画中文字
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展示履歴
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「絵本江戸土産~広重が描いた台東区~」(2021/09/17~12/12)、「台東区の古代・中世」(2022/06/17~09/11)、「地誌の見方・調べ方」(2025/02/21~06/15)。
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解説
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「絵本江戸土産」:名所江戸百景は初代歌川広重最晩年の大作。初代の描いた118景に、二代の「赤坂桐畑雨中夕けい」と「目録」の全120枚からなる。今の白鬚橋(しらひげばし)よりやや下流からの風景。左手奥に筑波山、中央に橋場の渡しと都鳥(みやこどり。ユリカモメを指す。)、手前に今戸焼を焼いて煙をあげる竃。今戸神社内には今戸焼発祥の地碑がある。
「台東区の古代・中世」:初代広重によるシリーズ「名所江戸百景」の一枚。本シリーズは安政2 年の安政大地震後復興なった江戸を描いた画題が多いが、隅田川周辺は、古代・中世から変わらない名所が多い。
中央に伊勢物語由来の都鳥(ユリカモメ)数羽を配置し、瓦を焼く竃とそこから立ちのぼる煙を描く。現在では郷土玩具として愛される今戸焼(いまどやき)は、一説には天正年間(1573-1592)千葉氏の家臣が石浜や今戸に住み、瓦や土器の製作を始めたのが発端であるという(『工芸志料』)。
「地誌の見方・調べ方」:橋場の渡しを挟んで台東区側の今戸と、墨田区側の寺島村を描く。渡し舟や川面がクローズアップされ、都鳥(ユリカモメ)の姿が認められる。手前の竈(かまど)は大きく描き、視線は煙のたなびく方向に動かされ、隅田川両岸の田園風景を俯瞰し、さらに左手に筑波山を見ることで遠望も実感できる。
典型的な近像型構図(絵の主題と関係のある事物を象徴的に近景 に大きく描写し、そのアングルから遠景を見る構図)である。『江戸土産』とほぼ同じ構図ながら、竈の煙の立ち昇る方角が異なり、空間に広がりを見せている。さらに、渡し舟と都鳥という隅田川の景物を描くことで、歌枕としての名所を見る人に感じさせている。
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備考
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書込み
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宛名面情報
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権利関係
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形態に関する注記
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形態:縦絵 色:カラー
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