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画像
IIIFビューア
ジャンル 浮世絵
資料ID 2012_u_027
地点番号
地域 下谷
資料名1 開明東京名勝 入谷成田屋庭中の蕣
資料名1かな かいめいとうきょうめいしょう いりやなりたや ていちゅうのあさがお
資料名2
資料名2かな
シリーズ名 開明東京名勝
英文タイトル
縦・横・厚(cm) 35.8×23.5
判型 大判
時代 明治・大正
成立年月日 明治14年(1881)頃
成立年月日終
改印(検印)
作者名 歌川広重(三代)/画
歌川国明(二代)/画
作者情報 画工〔景色〕 安藤徳兵衛/画工〔人物〕 蜂須賀国明
署名等 國明筆/廣重
発行者名 大倉孫兵衛
版元印
撮影地点・方角
彫師
蔵書印
件名 植木鉢 朝顔 入谷
スタンプ
画中文字
展示履歴 「台東の園芸文化200年」(2009/10/16~2010/02/17)、「台東区文化財『坂本村文書』と入谷の植木屋」(2013/09/20~12/18パネル展示)、「台東区の縁日」(2018/09/21~12/16)。
解説 「台東の園芸文化200年」:成田屋(山崎留次郎)は、朝顔の二次ブームの火付け役。幕末に近隣の入谷の植木屋から変化朝顔の購入資金を集め、大坂まで出向いた。専門絵師(田崎草雲)に朝顔の絵を依頼した『三都一朝(さんといっちょう)』などのカタログを刊行したことから評判となって、苗や種子の販売で大儲けしたと考えられる。
「台東区文化財『坂本村文書』と入谷の植木屋」:成田屋の庭を描く。明治時代の名所を描いた浮世絵を対象にすると、地域別では入谷、植物別では朝顔が最多となり、植物に関わる東京名所の代表が、「入谷の朝顔」といえよう。なかでも成田屋は万人に名家と認められていた。朝顔は、比較的変異の弱い赤青の咲き分けは地面に、変異の度合いが強い、八重の牡丹咲き、花弁が裂けた采(さい)咲きは棚上に、と区別されている。女性の視線が注がれる真紅の牡丹咲きの朝顔は、これにふさわしい格として、他の素焼きとは異なり、染付植木鉢に植えられている。
「台東区の縁日」:入谷は、幕末から明治時代にかけて、朝顔や菊をあつかう植木屋が多く集まっており、東京の名所として賑いをみせた。本図の主題は、変化朝顔を普及させた入谷の有名植木屋、成田屋留次(治)郎の庭である。変化朝顔は、文化・文政期(1804~30)に第1次ブーム、嘉永・安政期(1848~60)に第2次ブーム、明治期(1868~1912)に第3次ブームが訪れた。入谷が有名になったのは、第2次ブームの際の成田屋がいた土地であるからである。
備考
書込み
宛名面情報
権利関係 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
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形態に関する注記 形態:縦絵
色:カラー
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