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画像
IIIFビューア
ジャンル 浮世絵
資料ID 2015_u_004
地点番号
地域 蔵前
資料名1 名所江戸百景 浅草川首尾の松御厩河岸
資料名1かな めいしょえどひゃっけい あさくさがわしゅびのまつおうまやがし
資料名2
資料名2かな
シリーズ名 名所江戸百景
英文タイトル
縦・横・厚(cm) 36.3×24.4
判型 大判
時代 江戸
成立年月日 安政3年(1856)8月
成立年月日終
改印(検印) 辰八/改
作者名 歌川広重(初代)/画
作者情報
署名等 「廣重筆」
発行者名 魚屋栄吉
版元印 下谷魚栄
撮影地点・方角
彫師
蔵書印
件名 夜景 首尾の松 蔵前 隅田川 屋形船 御厩河岸
スタンプ
画中文字
展示履歴 「絵本江戸土産~広重が描いた台東区~」(2021/09/17~12/12)、「台東区の橋」(2023/09/22~12/17)、「地誌の見方・調べ方」(2025/02/21~06/15)。
解説 「絵本江戸土産」:名所江戸百景は初代歌川広重最晩年の大作。初代の描いた118景に、二代の「赤坂桐畑雨中夕けい」と「目録」の全120枚からなる。左手から突き出ているのが首尾の松。現在の蔵前橋より100メートルほど下流にあったといい、現在は7代目の松が立つ。松の少し上流の厩橋付近には御厩河岸の渡しがあり、舟が多く行きかっていた。
「台東区の橋」:「名所江戸百景」は初代歌川広重の晩年、安政 3~5 年の大作である。江戸時代の隅田川は場所によって呼び名が違い、浅草付近を浅草川と呼んでいた。首尾の松は幕府の米蔵、浅草御蔵の突提にあり、吉原通いの人たちがその日の首尾を語ったところから来た名と言われている。
 中央には、浅草と本所を行き交う「御厩の渡し」や遠くに吾妻橋が見られる。
「地誌の見方・調べ方」:『絵本江戸土産』と構図が反対になっており、左側に首尾の松が描かれている。近景に首尾の松と屋形船、遠景に隅田川の上流(左側)に吾妻橋が小さく描かれる。中景には、『絵本江戸土産』でも画題となった肥前松平家の椎の木屋舗が描かれている。蔵前の御蔵(年貢米を収蔵した蔵)を描かないのは幕府の重要施設であるためで、絵師たちは水面から首尾の松の枝ぶりと竹囲いを描くのにとどめている。松を植えるのは、船着き場としての目印のためで、「船繋(つな)ぎの松」と名付けられて名所化した例も複数あった。
備考
書込み
宛名面情報
権利関係 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
詳しくは利用規定をご覧ください。
形態に関する注記 形態:縦絵
色:カラー
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