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IIIFビューア
ジャンル 地図
資料ID 2017_chi_003
地点番号
地域 台東区
資料名1 谷中本郷駒込小石川辺絵図
資料名1かな やなかほんごうこまごめこいしかわあたりえず
資料名2 本郷谷中小石川駒込辺図
資料名2かな ほんごうやなかこいしかわこまごめず
シリーズ名
英文タイトル
縦・横・厚(cm) 44.2×63.0
判型
時代 江戸
成立年月日 嘉永2年(1849)春
成立年月日終
改印(検印)
作者名 高柴三雄/訂
近江屋吾平/編
作者情報
署名等
発行者名 近江屋吾平
版元印
撮影地点・方角
彫師
蔵書印 「台東図書館/昭和/41.3.30/36183(インク壺形)(裏表紙)」
件名 小石川 谷中 本郷 不忍池 上野山内 天王寺 切絵図
スタンプ
画中文字 識語「此地いと広ければ前図に訛〈あやま〉る所多く且年に月にかはり行家居もいとおほければこたびつまびらかに改め上梓するものなり。しかはあれど隈〈くま〉々にいたりてはなほ遺漏〈いろう〉なきにしもあらねは一閲〈えつ〉の諸君洩れたるを補ひあやまれるを訂したまはゞ予が幸ならん□(虫損)/高柴三雄訂/嘉永二年酉春」
展示履歴 「台東区の大名屋敷と大名庭園」(2020/12/18~2021/03/14、2021/06/18~09/12)、「日記が語る台東区10 花見の日記」(2023/12/22~2024/03/17)、「地図でたどる台東区の変遷」(2024/3/22~6/16)。
解説 「台東区の大名屋敷と大名庭園」:近江屋から板行された切絵図のひとつ。現在の台東区谷中・池之端、文京区本郷・小石川が記され、右上が北を指している。尾張屋板のように、寺社(朱色)・町屋(灰色)の区分がなく、道が薄黄色、池・川が水色にそれぞれ塗られる。武家地は、文京区側に御三家の「水戸殿中屋鋪」、百万石で有名な「加賀宰相殿(加賀藩上屋敷)」など広大な有力大名の敷地と、細かい区画に分けられた御家人の武家地で占められているのがわかる。
 台東区側は、「松平出雲守(富山藩上・中屋敷)」、「喜連川左馬頭(喜連川藩上屋敷)」など小藩の屋敷が散在し、また「三浦備後守下屋鋪(勝山藩)」「榊原式部大輔中屋鋪(越後高田藩)」など、中・下屋敷が目立つ。三浦家の南側には、「△ミウラサカ」と記されている。
「日記が語る台東区10 花見の日記」:近吾堂から板行された切絵図のひとつ。現在の台東区谷中・池之端、文京区本郷・小石川が記され、右上が北を指す。右下「谷中 天王寺」の表記のかたわらには「〇桜名木多クアリ」とあり、また中 央 下 端「不 忍 池」に は「〇蓮□(虫 損。「月」)雪花ノ名所ナリ」とある。緑や赤を多用する尾張屋板と異なり、道を示す黄色や水を示す水色以外の色を用いていないので気が付きにくいが、簡潔な文章で花名所を記し、遊楽の目的にも使えるよう配慮している。
「地図でたどる台東区の変遷」:現在の台東区谷中・池之端、文京区本郷・小石川が記されており、不忍池や谷中天王寺を含む多くの寺院が建ち並ぶ谷中の寺町が描かれている。大名屋敷や寺社の名称が記されている向きに統一性がないのは、玄関や門のある方向へ向けて文字が書かれているため。これは江戸切絵図に共通する記載方法である。小さく折りたたみ、懐へ入れて持ち運べるようになっていた。
備考 副題は題簽による。縦15.0cm×横8.4cm(折り畳んだ状態)。
書込み
宛名面情報
権利関係 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
詳しくは利用規定をご覧ください。
形態に関する注記 刊写:刊本
形態:舗
色:カラー
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