豊島区立駒込図書館/さくらデジタルコレクション

 数多い桜の品種の中でも、日本人にとって最も知名度が高く、全国に分布する桜のうち約80%を占めるとされるソメイヨシノ。
 豊島区のかつての染井地域は「ソメイヨシノ発祥の地」とされており、その発祥にまつわる歴史的経緯から最近の研究の報告まで、豊島区学芸員の視点からご紹介します。

※このコーナーは豊島区立郷土資料館 学芸員 秋山伸一氏の監修のもと、2016年11月5日(土)に開催された豊島ミュージアム講座 第3回 ソメイヨシノ研究最前線(於南大塚地域文化創造館)の資料を、インターネット公開用に編集・作成いたしました。

※掲載の図版はすべて権利者の許諾を得て掲載しています。

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1.江戸時代の緑地空間と植木屋分布

江戸のまちは起伏に満ち、また緑豊かな都市でした!その緑地を維持していく為に必要なのは…?

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染井・王子・巣鴨辺絵図 嘉永7年。中心に「此辺染井村 植木屋多シ」と記され、染井の植木屋が集住していたことがわかる。

2.駒込・染井の植木屋たち

江戸の北郊に位置する駒込染井には、多くの植木屋が住み、庭空間を花名所として公開していました。

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嘉永3(1850)年~慶応3(1867)年にかけて刊行された『絵本江戸土産』(歌川広重画)に描かれる染井の植木屋。

3.ソメイヨシノの誕生と伝播

染井の植木屋たちの営業実績や栽培技術の向上があってこそのソメイヨシノの誕生であり、全国への急速な伝播なのです。

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4.ソメイヨシノ研究の足跡と今後

ソメイヨシノにまつわる先行研究と近年の研究動向を紹介します。

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