脚折のケヤキ

脚折(すねおり)のケヤキ
県・天然記念物
昭和7年3月31日指定


 

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所有者 白鬚神社
ケヤキは樹齢900年余りで、現在の樹高は約17メートル幹周りは約7メートルの巨木です。昭和7年に指定された当時は樹高が約36メートルで、枝も四方に生い茂っていました。しかし、昭和47年に風雨と自らの重さにより枝周り3メートルもの大枝が折れてしまいました。このため幹の空洞部分を覆い、さらに東面の残った大枝を鉄柱で支える措置を講じました。また、平成6~7年度にわたり樹勢回復のため腐朽部分の除去や樹脂補填等を行いました。平成18年度には、木の成長とともに前回の樹勢回復業務における樹木と樹脂の接合部分に剥離が生じた箇所の補修や、菌などの繁殖を抑えるため、日照、風通しを良好に保つための周辺環境も整備し、今日に至っています。