市・有形
平成3年6月27日指定
所有者 上新田六角塔婆保存会
この六角塔婆は、寛文5(1665)年に造立された市内で最も古い庚申塔です。高さ130センチメートル、笠の部分が23センチメートルの六角柱の形をしています。各面には、六種の地蔵が浮き彫りにされていて、地元では六地蔵とも呼ばれています。人は何度も生まれ変わり、六道(天道・人間道・阿修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)を輪廻するという教えがあります。六道に地蔵を置くことによって、輪廻転生する衆生を救済するという意味が込められています。大正時代頃までは、縁日に芝居や出店が出て、この地は大いに賑わったということです。