|
解題・説明
|
厚東川河口を望む松崎町の標高30mの丘陵上に築かれた円墳で、古墳時代中期(4世紀後半)のものと思われます。古墳の直径は推定約27mで、内部には大型の組合式箱式石棺がありました。石棺は厚さ約20cmの花崗岩で構成され、長さ約3m、幅約1m、内部は赤く塗られていました。 出土品は、日本製の青銅鏡3面(三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう・写真左下)、内行花文鏡、四獣鏡)をはじめ、装身具(勾玉9、碧玉製管玉14)、農工具(鉄斧、鉄釜、鉄鍬先)、武具類(鉄剣1、鉄刀3、鉄鏃)などです。特に、三角縁神獣鏡の副葬から、埋葬者が畿内の大和政権と深いつながりがあったことが伺われます。また、装身具の琥珀製勾玉(こはくせいまがたま)は県内でも珍しい大型の逸品です。 剣・玉・鏡という古墳の副葬品がセットとして出土したことに資料的価値があります。
|