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解題・説明
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袈裟:開山石屋真梁(1345~1423)所用と伝わり、応永9年に石屋真梁から二世定庵殊禅に譲与されたことが「瑞松庵文書」に記されています。生地は紺の単色で、丁寧におられた九条の袈裟で、袈裟の四隅には黄色の布が縫い込まれています。また、環を付ける部分にも黄色の布が縫い込まれ、歴代の住職に相伝されたことが記されています。
払子:払子は、禅僧が煩悩などを払うために用いる法具のことです。本払子は、硬い壇材を丁寧に削りだして、無駄のない鋭い彫りが特徴的です。「瑞松庵文書」のうち「祝融山并払子之縁起」(永享12・1440)に払子の由来が書かれていることから、少なくともそれより以前に制作されたと思われます。江戸時代の風土注進案にも描かれており、代々寺に受け継がれてきたことがわかります。
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