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解題・説明
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瑞松庵は曹洞宗の寺院で、寺に伝わる縁起によると応永24年(1417年)、定庵殊禅により現在地に開かれた古刹です。寺は、大内氏や毛利氏の庇護を受けてきたため、寺領を寄進した大内氏一門・陶盛政の寄進状(1432年)や軍勢などの濫妨狼藉を禁じた毛利隆元禁制案(1557年)などが残されています。 瑞松庵山門は、茅葺の一間楼門で、棟には檜皮を噴いています。瑞松庵四世仲翁守邦(1379~1445年)が薩摩国等の守護・島津元久の子であることから、○に十の島津家の家紋を入れた彫刻が門の二カ所に施されています。 なお、山門脇の石碑により、この山門が船城銀行頭取や船木軽便鉄道社長などを務め、地域経済の中心人物として活躍した蔵重久兵衛(1856~1941年)を施主として昭和12年(1937年)に建てられたことがわかります。
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