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解題・説明
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吉田松陰から月性宛1通。吉田松陰(1830-1859、矩方、義卿、子義、虎之助、大次郎、松次郎、寅次郎、松野他三郎、瓜中万二、松陰、二十一回猛士、蓬頭生、無一。萩藩士、兵学師範。「数朶の梅花座に満ちて香ばし。三稜の槍刄硎に発で光る。清狂和尚吾が語を聴け。清は未だ奇とするに足らず何ぞ狂に若かんや。名利の寰區贋も真と作る。誰か大節に臨みてその身を致さんや。堂々たる君子何の顔面ぞ、方外却つて世を憂ふるの人を看る。曽て専念を將つて主を讎と為す。儒士爾来口を交へて尤む。豈に図らんや文教隆興の際、綱常を扶植する此流に屬せんとは。雄文伹に長川の若きのみならず。性命乃ち國の為めに損つるを期す。安心借問す如何なる処ぞ。楠子の墓邉に墓田をトせん。松隂狂子 手録」
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