高橋鑑種の小倉移封

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 筑前国宝満城に立て籠もっていた高橋鑑種も、開城と交換に豊前国のうち田川郡香春岳城と企救郡が与えられた。永禄一二年一二月のことである。永禄一三年(一五七〇)正月二五日、大友宗麟は田原親賢に、小倉に入る高橋鑑種及び家族の監視のため、急遽、企救郡(小倉南区)横代(よこしろ)と堀越(ほりこし)境鷲が峰(わしがみね)に築城を命じている。