我孫子市民図書館/あびこデジタル郷土資料

手賀沼の風景

手賀沼デジタル教材

以下は、美しい手賀沼を愛する市民の連合会(美手連)が「豊かな手賀沼をめざすデジタル教材づくり事業」として、概ね小学4年生を対象に、令和4~6年度のちば環境再生基金の助成をいただいて作成し、柏市、我孫子市教育委員会に提供したものです。


ご利用に関する特記事項

デジタル教材

手賀沼をうつくしく~せっけん物語~

手賀沼をうつくしく~せっけん物語~

むかし、水が澄み、泳ぐことのできた手賀沼は、1960 年代からよごれがひどくなり、1974 年から 27年間も「全国一きたない湖沼」となってしまいました。手賀沼はなぜ、よごれてしまったのか。よごれてどんな状態になったのか。きれいにするため、住んでいる人たちがどうがんばったのか。水の澄んだ手賀沼をとりもどそうと行われてきた「せっけん運動」のお話を、版画絵本を見ながら女の子がおばあちゃんから聞きます。身近な水環境を守まもるため、わたしたちにできることをいっしょに考えましょう。
(制作団体:我孫子市消費者の会)

手賀沼に集った文化人

手賀沼に集った文化人

大正時代、手賀沼のほとりにはたくさんの文化人が住みました。嘉納治五郎、杉村楚人冠、柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤、血脇守之助。これら6人はどんなことをした人なのでしょうか。わかりやすく、楽しいイラストで紹介します。子どものころの意外なエピソードも書かれていて、これを読んだら、あなたは文化人ハカセになれる! 6人は同じころ手賀沼のほとりに住み、交流しました。なぜ手賀沼に集ったのでしょうか?
(制作団体:我孫子の文化を守る会)

デジタル紙芝居 スズメさんの見聞記シリーズ(4作品)

デジタル紙芝居 スズメさんの見聞記シリーズ(4作品)

我孫子野鳥を守る会では、野鳥を主人公にした紙芝居をこれまで5つ作りました。毎年秋に手賀沼で行われている日本最大の鳥のお祭、ジャパン・バードフェスティバルなどで実演し、 喜ばれてきました。その紙芝居「スズメさんの見聞記シリーズ 1~5」のうち、「おかえりなさいツバメさん」、「手賀沼のカラスさん」、「沖縄のヤンバルクイナ」、「スズメさんの自然観察」をデジタル版にしました。(制作団体:我孫子野鳥を守る会)

手賀沼周辺のデジタル野鳥図鑑

手賀沼周辺のデジタル野鳥図鑑

手賀沼はむかしから野鳥の宝庫で知られ、日本の野鳥研究中心である山階鳥類研究所や鳥専門の博物館もあります。とくに、カモや我孫子市の鳥オオバンなど水鳥が多いことで有名です。我孫子野鳥を守る会はそんな手賀沼で50年以上活動を続ける歴史ある団体で、毎月、手賀沼探鳥会と、手賀沼の水鳥調査を行ってきました。集まったデータや写真はすごい数になります。そのデータと写真を使い、今の手賀沼でリアルに見られる野鳥の図鑑をつくりました。便利な検索機能もあります。
(制作団体:我孫子野鳥を守る会)

東葛周辺のトンボ写真集

東葛周辺のトンボ写真集

トンボが生きるには、幼虫のヤゴが育つ水辺が必要です。どんなトンボがどれだけいるかは、そこの自然が豊かかどうかの目印になります。そして、東葛地域(江戸川と利根川にはさまれた千葉県北西部)には、今も多くのトンボが生息しています。我孫子野鳥を守る会の会員さんが撮ったトンボ47種の写真とデータをもとに、鮮明なトンボの写真集をつくりました。手賀沼を歩いて観察するとき、観察した記録をまとめるとき、便利な検索機能を利用し、参考にしてください。
(制作団体:我孫子野鳥を守る会)

よみがえれ大津川~ふたたびホタルの里に~

よみがえれ大津川~ふたたびホタルの里に~

鎌ヶ谷から出て、沼南の町や田んぼの間を抜けて手賀沼に注ぐ大津川は、かつてカワセミが飛び、ホタルが舞い、子どもたちが泳ぐ清流でした。でも、1960年代から人口が増え、とうとうゴミや洗剤の泡でいっぱいのきたない川になってしまいました。そこで、住民が立ち上がり、川のごみ拾いをしたり、岸辺の森の手入れをした結果、川がきれいになり、生きものも戻どってきました。川の役割って何? きれいな川の流れる里山には、どんなすてきなことがあるの? 大津川の四季の風景を見ながら、考えてみましょう。
(制作団体:大津川をきれいにする会)

見守っていこう わたしたちの大堀川~維持することの大切さ~

見守っていこう わたしたちの大堀川~維持することの大切さ~

大堀川は流山から出て、柏の街なかを抜け、地金堀という支流といっしょになって手賀沼に注ぐ川です。1997年、川がゴミだらけになったことを心配した人たちが集まり、川の中と岸の清掃を始めました。10年後にはサケが卵を産みに海から上ってくるくらいきれいになりました。それから25年以上、毎月の清掃と、まわりに住む人たちといっしょに行う春と秋の大掃除を続けています。年2回、水質の調査もしています。こうした活動を続けることはどんな意味を持っているのでしょうか? 「割れ窓」というおもしろい理論(考え方)から、みなさんも考えてみてくださいね。
(制作団体:大堀川の水辺をきれいにする会)

岡発戸・都部谷津の危ない植物・薬になる植物

岡発戸・都部谷津の危ない植物・薬になる植物

東京ドーム約8個分の自然が残る岡発戸・都部谷津では、四季折々、さまざまな植物が花を咲かせたり、実をつけたりしています。でも、中にはさわるだけで手が腫れてしまう危ない植物も。おいしそうに見えて、食べたら死んでしまうものもあります。逆に、みなさんがよく知っている植物の中には、薬になる植物もあるんです。ここでは13種類の危あぶない植物と5種類の薬になる植物を紹介しました。谷津を歩くとき参考にしてください。でも、見つけてもさわってはだめですよ。
(制作団体:岡発戸・都部の谷津を愛する会)

岡発戸・都部谷津のチョウ写真集

岡発戸・都部谷津のチョウ写真集

岡発戸・都部谷津はJR東我孫子駅から歩いて10分のところに広がる谷状の地形の場所です。我孫子市の開発が進む中で、東京ドーム約8個分の自然が奇跡的に残され、守られています。ここはチョウの楽園で、岡発戸・都部の谷津を愛する会が2000年~2022年の23年間に観察したチョウは 61種を数えます。そのすべてを写真集にしました。少しずつ減へっていることが心配されていますが、毎年50種類くらいは見られます。
(制作団体:岡発戸・都部の谷津を愛する会)

船戸の森のおはなし

船戸の森のおはなし

我孫子駅からすぐの船戸の森は草木が生い茂り、おとなでも入るのがこわいような場所でした。2009年、近くの我孫子第四小学校にかかわりのあるおとなたちが立ち上がり、船戸の森の会をつくりました。会員のおとなたちは森の整備に汗を流し、今では小さな子でも安心して遊べる場所になりました。花や鳥もたくさん見られるようになりました。森を整備するとどんなすてきな場所になるのか、船戸の森のキャラクター、「もりくん」と「らんちゃん」が案内してくれます。
(制作団体:船戸の森の会)

船戸の森とどんぐり

船戸の森とどんぐり

森には、たくさんのどんぐりが落ちています。よく見ると、どんぐりにもいろいろあるよ。そもそも、どんぐりって何の木の実? 我孫子駅からすぐの船戸の森で見つけられる5種類のどんぐりについて、くわしく説明しました(低学年向け)。高学年向けには、どんぐりのなる木のことや、今どんぐりの木に起きている危機についても解説しました。近くの森に行ってどんぐりを探そう。どんぐりを持ち帰って調べてみよう。もう一度行って、木も見てみよう。
(制作団体:船戸の森の会)

手賀沼むかしものがたり改訂版

手賀沼むかしものがたり改訂版

大むかし手賀沼は海だったんだ。原始時代からおおぜいの人が生活する住みやすい土地だったから、貝塚や古墳がたくさん残っているんだって。平安時代に朝廷に反乱をおこしたといわれる平将門は、手賀沼あたりもおさめていたんだって。手賀沼のうなぎは江戸時代のころから高級品で有名だったそうだよ。昭和時代、手賀沼には遊泳場があったんだって……。流山市に43年間住み、手賀沼が大好きだった漫画家の小野強さんが残した作品で、手賀沼の誕生から今日までを楽しくたどります。
(制作団体:流山市博物館友の会)

手賀沼流域のこまった水草Ver.3

手賀沼流域のこまった水草Ver.3

手賀沼ではこの10年ほどで爆発的にふえた外国の水草があります。主に南米を原産とするナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイです。手賀沼や手賀沼に流れこむ川で大きな群落(かたまり)をつくり、小さな切れはしが流れ着くだけで、そこから芽や根が出てどんどん増えます。群落が手賀沼の水を外に出す出口をふさいで、洪水の危険を高めたり、手賀沼の水といっしょに田んぼに入り、イネに混じって増えてお米が収穫できなくなるなど、すでに被害が出ています。いったいどんな植物なのか? やっつけるのに何が行われているのか? わたしたちにできることはあるのか? 今大問題になっているこまった水草について知ってください。
(制作団体:美手連デジタル教材制作PT運営事務局)