河本家・稽古有文館に伝わる古典籍は、約860種、約4800冊に上り、地方の民間に伝わるものとしては極めて大規模な蔵書です。江戸時代中後期から明治、大正期にかけて歴代当主によって収集されたもので、蔵書の種類は、文学を中心として多岐にわたっています。原豊二氏・山藤良治氏による蔵書目録(注)が刊行されており、蔵書の概要を知ることができます。
この稽古有文館に伝わる古典籍の内、各分野の主だったものを高精細デジタル画像化し、ADEACシステムから公開します。原、山藤両氏の蔵書目録が採用するカテゴリーごとに主要な古典籍の本文を高精細画像で閲覧することができます。
また、デジタルアーカイブ間連携として、島根大学附属図書館デジタルアーカイブで既に公開されている稽古有文館古典籍を、上記カテゴリーから選択して閲覧することができます。