龍田寺の南、市役所方面に向かう八高線「檜の木踏切」の脇には太平洋戦争の末期、臨時の乗降場が設けられていました。名称は「南昭和仮乗降車場」です。 青梅線「昭和前駅」の北にあった昭和飛行機への通勤者のために昭和20年(1945)2月に開設され、終戦後まもなく廃止されたようです。この時期は八高線を利用する動員学徒なども多く、拝島駅での乗り換えよりも便利だと思われたのです。利用は朝夕の列車のみで、定期券所有者に限られていました。 。 檜の木踏切から八王子方向を撮影(線路に沿って簡易ホームがあった)