あらすじ・概要
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あらすじ:継母(ままはは)が,継子(ままこ)おりんこ(姉・あね)に穴(あな)のあいたこだしを,妹(いもうと)のこりんこには新(あたら)しいこだしを持(も)たせて,栗拾(くりひろ)いにやる。こだしがいっぱいになったこりんこは先に家に帰(かえ)るが,おりんこは夜(よる)になってもいっぱいにならない。死(し)んだ母が現(あらわ)れて穴をつくろい,こだしが栗でいっぱいになって,無事(ぶじ)に家に帰った。 今度(こんど)は,おりんこが寝(ね)ている間(あいだ)に,槍(やり)で突(つ)き殺(ころ)す計画(けいかく)だったが,妹のこりんこのおかげで助(たす)かる。次(つぎ)はおりんこを箱(はこ)に入れて,山の中に埋(う)めてしまう計画(けいかく)だったが,おりんこの入った箱の隅(すみ)に,こりんこが穴をあけておき,けしの種(たね)をこぼして,花の咲(さ)く春(はる)に山へ行って,おりんこを助(たす)けて喜(よろこび)び合う。 出稼(でかせ)ぎから帰ってきた父親(ちちおや)は,おりんこを長者(ちょうじゃ)の屋敷(やしき)に奉公(ほうこう)させる。やがて父親は盲目(もうもく)になるが,おりんことこりんこと父親は3人で幸(しあわ)せに暮(く)らす。継母は怒(いか)り狂(くる)って沼(ぬま)に入水(にゅうすい)する。||地方:仙北郡田沢湖町
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