安城市図書情報館/安城デジタルアーカイブ
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安城(安城町農会報)
農会は、農会法(大正11年法律第40号)に基づいて設立された法人で、「農業の改良発達を図るをもって目的」としていました。農会には、町村農会、郡市農会、都道府県農会及び帝国農会があり、法人登記を要しない法人でした。昭和18(1943)年9月15日の農会法の廃止で解散し、その後、農業協同組合の前進である農業会として継承されました。
『安城町農会報』は、昭和5(1930)年、安城町農会の機関誌として創刊され、翌昭和6年1月には、農村雑誌『安城』と改題され、昭和18年1月に終刊を迎えるまで、月刊誌として毎月500部が無料配布されました。農会と農家を結ぶ農村の文化啓蒙誌としての役割を果すのが本来の目的でしたが、農業中心の産業構造の時代にあって、町民の『広報誌』の役割を兼ねていました。