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金子周次【1909-1977】は、銚子の風景を多く描いた銚子生まれの木版画家。明治42年、銚子町(現銚子市中央町)の履物店武蔵屋に生まれる。一時体調を崩したため美術学校への進学を断念し、職を転々とする。その後、銚子出身の画家・明石哲三と出会い交流を深めたことから、再び絵筆を持つようになり、本格的に木版画を始める。控え目で謙虚な人柄で、元豚舎を改造した天王台の住宅兼アトリエで一人創作に励んだ。