目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第2章 松前藩政下の箱館
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第6節 箱館の産物及び人口
鰯漁
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鰯(いわし)は『
松前志
』(天明年間著)にも「東部此魚多し」とあり、
箱館
地方の海域でも鰯漁があったことが知られる。しかし従来は、これを漁し、生で販売し、または塩蔵して地方住民の食料に供するに過ぎなかったが、これも寛政年間に入り鰯を目的にして特に漁場を設け、搾(しぼり)粕を製造して肥料として輸出するようになった。