[主な火災]
また、大正十四年以降における主な火災は次のとおりである。
大正十四年 国鉄五稜郭工場の一部焼失
昭和 五年 五月 字本町三七番地、佐々木理髪店より出火、五棟一二戸 一五〇坪全焼。この地域は木造密集地で、組頭が陣頭指揮を取り、消防組の八割が出動したが腕用ポンプが四台よりなく、更に水利の便も悪かったため延焼防止が精一杯で、鎮火するまで延々六時間も炎と戦った。
〃 九年 五月 字本町三七番地より出火、九棟一六戸二五〇坪全焼。
〃 二〇年一〇月 字本町のベニヤ工場より出火、同工場五棟三五〇坪全焼。
〃 二二年 四月 字赤川通函館市立康生病院より出火、同病院の三分の一に当たる三棟一五〇坪を全焼。
昭和二三年 四月 字桔梗、宝皇寺全焼。
〃 二四年 四月 字昭和一五一番地より出火、六棟五戸全焼。一人焼死。
〃 二五年一二月 字桔梗の農産加工会社工場全焼。