亀田村並びに渡島地区共進会

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渡島二才馬連合共進会 昭和二十九年七月二十日、渡島二才馬連合共進会は村役場裏広場において開催され、参加者は函館市・亀田村・大野村・七飯村等七か町村より予選通過の優秀二才馬三三頭の出陳があり、審査結果総合成績は左のとおり、亀田村は第二位となった。
 優勝大野村  二位亀田村  三位上磯町  四位森町  五位銭亀沢村
 六位函館市  七位七飯村
 
○亀田村第四回畜産品評会 昭和二十九年七月十九日、村役場裏広場において開催され、出品家畜は、馬五六頭、牛三〇頭、綿羊二二頭、計一〇八頭が出陳された。
審査員講評には飼育管理上の細部にわたる注意指導があり、「家畜は年々向上しているが昨年に比較し特に体高、胸囲、管囲等が長足の進歩をしている」旨の指導奨励がなされた。
 
○亀田村第五回畜産品評会
 一 期日 昭和三十年九月二日、村役場裏広場
 二 出陳 家畜一三〇頭参加盛大を極めた
 三 成績 牛の部(一八か月未満) 一等 中野常三郎  二等 佐藤仙五郎
      牛の部(一八か月以上) 一等 佐藤安太郎  二等 藤谷 義三
                  二等 吉野  繁  二等 山村哲夫
      馬の部(当才)     一等 田原末太郎  二等 山崎  実
                  二等 小堀幸之助
      馬の部(二才)     一等 金浜松太郎  二等 藤谷 義三
                  二等 岡本清之助
      馬の部(三才)     一等 田原勇太郎  二等 藤沢 市郎
      馬の部(四才以上)   一等 横滝 和雄  二等 小松与三郎
                  二等 深田 義勝  二等 蛯子 初義
      綿羊の部        一等 伊藤  保  一等 逢坂 セツ
                  二等 福島隆栄   二等 佐々木理作
                  三等 堀内 直一  三等 姫岩 秀與
                  三等 長内 三郎  三等 高瀬 義雄
 
○和種馬知事賞共進会 昭和三十二年七月二十五日、函館市金堀町において、道南生産連・函館市和種馬協会共催で開催
参加出陳馬は地元函館市および近接町村より七〇頭出陳 うち亀田村より四頭出陳
入賞馬(四才以上の部亀田村出陳関係)
 一等 第五清酒号めす七才馬 河合清次郎所有北海道知事賞獲得
 二等 桃山号めす五才馬   河合清次郎所有
 四等 北進号めす五才馬   工藤米太郎所有
 
○和種馬全道共進会 昭和三十二年九月十日より三日間苫小牧市において開催
出陳 道南生産連推薦による亀田村字赤川在住 河合清次郎所有第五清酒号出陳
入賞 全道各地区より出陳の優勝馬を抜き 和種馬の部一位獲得農林大臣賞援与
 
○第一回道南種馬共進会 昭和三十三年八月一日、二日、八雲町において開催
入賞 第一位 亀田村字西桔梗在住 福田健吉所有 第五春姫号
   第二位 亀田村字昭和在住  鈴木 勇所有 新栄号
 
○亀田村第八回畜産品評会 昭和三十三年十月九日、村役場裏手広場において開催
出陳 牛六三頭、馬四七頭、綿羊二三頭
入賞 牛の部       一等 桔梗  藤谷 義三
   馬の部       一等 桔梗  浅井藤四郎 清姫号
   〃         〃  昭和  鈴木  勇 新栄号
   〃         〃 西桔梗  福田 健吉 春姫号
   綿羊の部      一等 昭和  雨塚 タカ タカ号
   〃         〃  昭和  田原吉三郎
 
○第一回渡島中部畜牛共進会 昭和三十三年十月十日、村役場裏手広場において開催
出陳 函館市・大野・七飯・上磯・亀田各町村二一頭
入賞 十八か月未満牛 一等 桔梗 藤谷義三
 
○亀田村第九回畜産品評会 昭和三十四年八月二十八日、村役場裏手広場において開催
入賞 牛の部       一等 桔梗 藤谷 義三  本通 吉野  繁
                東山 横川 隼人
   馬の部       一等 桔梗 浅井 秀雄  石川 西谷勝太郎
                昭和 鈴木  勇
   綿羊の部      一等 昭和 田原 留吉
   道有貸付雌牛の部     桔梗 半田政次郎  西桔梗 今  豊作
   村有貸付雌牛の部     富岡 柏 松太郎
   村有貸付短角牛の部    中道 亀谷  正
 
○第二回渡島中部畜牛共進会 昭和三十四年十月十五日、上磯町において開催
入賞 亀田村出陳者の成績は左のとおり
   畜牛の部      二等 吉野  繁  二等 坂瓜 富雄
             三等 丸山金四郎  四等 佐藤 茂雄
             四等 横川 隼人
   二才馬の部     二等 鈴木  勇
 
○亀田村第十回畜産品評会 昭和三十五年八月二十五日、村役場裏手広場において開催
出陳 牛九二頭、馬三二頭、綿羊二一頭
入賞 牛の部       一等 桔梗  藤谷 義三  港  佐藤 茂雄
                陣川  瓜谷 富雄
   馬の部       一等 赤川  伊藤 吉秋  昭和 鈴木  勇
                西桔梗 小松与三郎
   綿羊の部      一等 昭和  田原専太郎  昭和 鈴木  勇
   国有貸付雌牛の部    最優秀賞 本通  厚谷孝治郎
   道有貸付雌牛の部    最優秀賞 西桔梗 堂崎 初栄
   村有貸付雌牛の部  特別最優秀賞 東山  横川 隼人
 
○第三回道南種馬共進会 昭和三十五年八月九日、今金町において開催
入賞 亀田村字昭和 鈴木勇所有 新栄号 二等賞
 また、同十月十五日七飯町家畜市場において開催の第九回渡島二歳馬共進会では、鈴木勇所有第四留花号は二等入賞を獲得した。
 
○亀田町第十四回家畜共進会 昭和三十九年七月二十二日、亀田中学校グランドで開催

家畜共進会

出陳 牛五八頭、馬三三頭、綿羊九頭、豚七頭
入賞 各部門ごとに優良等賞が個人に授与されたほかに、乳牛地区対抗賞では神山・陣川地区が第一位を獲得した。
 
○亀田町第十五回家畜共進会 昭和四十年七月二十三日、青年研修所横広場において開催
出陳 牛五〇頭、馬三一頭、豚九頭、綿羊三頭
入賞 個人授賞のほかに、乳牛地区対抗賞では、東山地区が第一位を獲得した
 
○亀田町第十七回家畜共進会 昭和四十二年七月七日、町役場裏広場において開催
出陳 乳牛六〇頭、馬二一頭、豚八頭、昨年輸入牛九頭も参考出陳
入賞 牛の部 一部    一等      桔梗  萩野 孝吉
    〃  二部    一等      桔梗  藤谷 義三
    〃  三部    一等      東山  功刀 卯八
    〃  四部    一等      石川  佐藤 武治
    〃  五部    一等      陣川  戸来 武雄
    〃  六部    一等      富岡  佐藤 金蔵
   馬の部 一部    一等 第二鈴栄 昭和  鈴木  勇
    〃  二部    一等 玉姫   桔梗  福田  勇
    〃  三部    一等 朝日   西桔梗 福田 慶吉
   豚の部 二部    一等 おす   桔梗  成田 文治
    〃  二部    一等 めす   西桔梗 原  忠一
   乳牛地区対抗 桔梗地区第一位優勝
講評 審査員川原北連部長は次のように審査結果を講評した。
   「年々質の向上がみられ優秀牛が出陳されて、非常に上下の差がなくなってきた。しかし牛全体を通じてみると、運動不足のため、ひづめの弱さが目についた。今後この点の改良に努力が必要である。なお今後も、わが国のホルスタインの体格基準平均(体重六五〇キログラム、胸囲二〇二センチメートル、体高一三八センチメートル)に向かって努力せられたい。」
 
○亀田町第二十回畜産共進会 昭和四十五年七月九日、亀田町農業協同組合本部裏で開催
出陳 乳牛、馬、豚等五〇頭
入賞○最高位
    乳牛 第三部 東山 萩野 孝吉  乳牛 第五部 神山 丸山 光正
    馬  第三部 昭和 佐々木勝男
  ○各部一位
    乳牛 第一部 石川 佐藤 竹二  乳牛 第二部 東山 萩野 孝吉
    乳牛 第三部 神山 丸山金四郎  乳牛 第四部 神山 丸山 光正
    乳牛 第五部 石川 佐藤 竹二  乳牛 第六部 富岡 佐藤 義仲
    馬  第一部 栄姫号 昭和 佐々木 勝男
    馬  第二部 博勝号 赤川通 秋山 勝男
    馬  第三部 初栄号 桔梗 滝花善太郎
    豚  第一部 西桔梗 原  忠一  豚 第二部 桔梗 西村 勝美
 
○亀田町第二十一回畜産共進会 昭和四十六年七月十四日、町農協本部裏会場で開催
出陳 日ごろ丹精こめた牛、馬、豚が会場に持込まれたが、ことしは都市近郊の農業経営改善が進み、肉豚も多数飼育しているところが現れたため、肉豚の出陳が多かった。
入賞○最高位賞
   乳牛 第三部 東山 萩野 孝吉  乳牛 第六部 陣川 戸来 武雄
   馬  第一部 昭和 佐々木勝雄
   豚  第一部 鍛治 小柳 忠蔵
  ○各部一位賞
   乳牛 第一部 東山 横川 隼人  乳牛 第二部 桔梗 藤谷 義三
   乳牛 第三部 石川 佐藤 武治
   乳牛 第四部 神山 丸山金四郎  乳牛 第六部 神山 丸山金四郎
   馬  第一部 昭和 佐々木三之助 馬  第二部 昭和 佐々木勝雄
   馬  第三部 桔梗 小野寺次郎
   豚  第一部 桔梗 千葉 茂雄  豚  第二部 昭和 大国 正士
 
○亀田市第二十二回畜産共進会 昭和四十七年七月二十日、本通町関本ばん馬競技場において開催
乳牛五〇頭、馬一四頭の出陳
入賞 最高位賞獲得者
   乳牛 桔梗 藤谷 義三  乳牛 神山 丸山 光正
   馬 昭和 佐々木勝雄
 
 以上のごとく畜産振興に大きく協力した家畜品評会の概要をみたのであるが、昭和四十四年以降の村の家畜飼育状況の推移をみると次表のとおりである。

家畜飼養戸数・頭数状況