大円寺
神山町七三番地にあり、浄土宗称名寺末である。享保七年の創設といわれる。寛保二年、箱館本寺称名寺第八代賢与可秀和尚の代、当村の信徒と協議して称名寺より本尊阿弥陀如来の木像を移して無量庵と称した。
文久四年旧幕府が無縁者菩提のため石碑を建立した。(高さ一丈二尺、横巾二尺)
元治元年七月、本堂を再建した。
明治二年十月、戦争の際、官軍河井要之助外数名の戦死者を境内に埋葬した。道庁よりその墳墓掃除料として毎年若干金を下渡されていた。
大正九年四月三十日付をもって、寺号を大円寺と公称した。
昭和四年十一月五日、堂宇の改築許可を得、同五年三月二十五日完了した。
同二十七年五月二十日、宗教法人公告、最近庫裡を改築した。
住職は武藤龍真である。