市制施行式典

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 昭和四十六年十一月一日亀田市がついに誕生し、晴れて市制が施行されることになった。
 
一 吉田市長訓辞
 午前八時五十分、市役所庁舎前に市職員二百余名集合、吉田市長は“市制施行後は、更に住民サービスに徹し、住みよいまちづくりに協力されたい”との訓辞を述べ、市職員の心構えを強調した。
 
二 市名石碑除幕式
 午前十時、五段雷の花火が打ち上げられ、市内関係者一三九名が見守る中で、市役所前庭にすえられた「市名碑」の除幕が吉田市長の手によって行われた。

市制施行記念市名碑除幕式

三 福祉センター開館式
 引続き福祉センター前庭において、市長、議会議長、渡島支庁長らによって、福祉センター開館テープにはさみ入れが行われ、この日正式に開館することになった。
 
四 市制施行式
 午前十時十五分、参列者一同新装開館の福祉センター大講堂に着席、新しい門出の式が始まった。
ア 官報登載の告示文朗読(助役)
イ 市制施行とともに「亀田市福祉事務所」設置のため、「市福祉事務所設置条例施行規則」公布の署名を市長が壇上で行った。
ウ 先人の偉業に対し、感謝の黙とうをささげる。
エ 市長式辞「亀田市の歴史に輝く一ページを記録出来たことを喜び、先人の偉大なる遺業を次代へ引継ぎ、市勢伸展のため今後とも全市民ともども一致協力、住みよい亀田のまちづくりに邁進することを念願する。」(式辞の一部)
オ 市議会議長挨拶「幾多先人諸士の功績に衷心より感謝申し上げるとともに、今後は清潔なまちづくりを念願し、ビジョン達成に理事者とともに邁進すべきものと、その感を深くする。」(挨拶の一部)
カ 渡島支庁長祝辞
キ 福祉センター建設工事報告(建設部長)
ク 建設業者へ感謝状贈呈
ケ 祝杯、祝宴、万歳三唱(佐々木元村長)
 
五 福祉センター見学
 先に開館テープのはさみ入れも行われ、いよいよ業務開始となった福祉センターは、建築費一億六、〇〇〇万円をかけた鉄筋三階建、延面積二、三二三平方メートル、集中暖房を施し、和室、浴室、調理室、大小会議室、また冠婚葬祭用の部屋も用意し、市民が幅広く利用できるように設計されている。
 七〇〇人を収容できる講堂には、赤川水源地、四稜郭、函館山、当別を望む中に、桜の花と巴の港を配した豪華などん帳が下げられている。