わずかな段差、あるいは面勾配の変換点を境に、日吉町Ⅰ面と接する標高四〇から三〇メートルの平坦面である。日吉町付近でも、また高丘町の下手でも標高四〇メートル付近に見られる比高二メートル程の斜面を境にして下方に、勾配が一〇〇分の三前後の緩やかな傾斜の土地が広がる。函館空港も大方はこの面に載る。汐泊川より東にもこの面は続くが、銭亀沢火砕流堆積物の被覆により分布範囲がはっきりしない。一方、亀田川の西には、桔梗の日本たばこ(株)工場一帯の標高三二から三〇メートル部分にまとまった平坦面がある。ここの面は、JRの線路を越えて西に広がる。函館公園もこの日吉町Ⅱ面上である。