〈事業部〉

279 ~ 280 / 521ページ
 石崎漁業協同組合事業部の主な機能としては、購買事業、販売事業、車輛事業、指導事業があった。そして昭和三十七年度以降は村づくり運動事業(後述)が加わった。
 購買事業は、漁業協同組合の店舗をつくり、組合員に市価価格で、燃料、漁業用資材、肥料、農薬、食料品、ゴム製品、塗料、衣料品、家畜飼料、塗料、化粧品、電気器具などもろもろの生産資材や生活品などを供給している。
 販売事業は、昆布の共同販売などをおこなってきた。
 車輛事業は、現在では利用事業の一部であるが、本来は昆布、鮮魚や食料品などを搬送するための車や農業用のトラクターの利用貸し出し事業であった。さらにサービス事業の一貫として船外機や乾燥機の修理や技術指導をおこなってきている。
 指導事業では、沿岸漁業の指導、昆布漁礁のための投石やアワビの稚貝の放流などがおこなわれてきた。また、昭和四十年代にはいると一日協同組合学校、国際海洋法説明会、漁民レクリエーション会、組合員集団健康診断などを開催したり、小型船舶操縦士資格取得の指導や干場造成の指導などがおこなわれてきた。
 石崎漁業協同組合の漁業自営事業として、鮭定置網漁を昭和五十四年よりおこなってきている。