〈銭亀沢農業協同組合〉

282 ~ 283 / 521ページ
 銭亀沢村一円を地区として、創設時には七〇〇名余りの組合員を有していたが、昭和二十八年度より組合員が一二〇名にまで落ち、その後は多少の増減はみられたものの、昭和五十年に函館市農業協同組合と併合するまで、ほぼ一二〇名前後を維持してきた。
 この農業協同組合の役員は、理事九名と監事三名より構成されていた。理事は、各地区を代表するように選出されていた。事業として、貯金と貸し付けという信用事業、馬鈴薯、玉葱、ビートや米の販売、組合員が必要とする生産用品と生活用品の購買事業がおこなわれてきた。また、銭亀沢村が、昭和四十一年十二月に函館市と併合したことを契機に、昭和四十三年度から、銭亀沢村農業協同組合の名称は銭亀農業協同組合に変更された。
 歴代の組合長は、九島喜三造(銭亀、昭和二十三年度~二十六年度)、川村弘(石崎、昭和二十七年度~二十八年度)、中宮徳次郎(志海苔、昭和二十九年度~三十三年度)、引間真平(瀬戸川、昭和三十四年度~四十一年度)、石田仙吉(中野、昭和四十二年度~合併の昭和五十年まで)であった。