日蓮宗日持山妙応寺

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 日持山とその山号が示すとおり妙応寺は日持上人の開基であると伝えられている。正安元(一二九九)年に日持上人がこの地を去るに当たり一二体の木像および一字一石の経石を現在の場所に埋めたといわれてる。一二体の木像および経石は現在も同寺に保管されている。
 以前は経石庵と称しており、明治十二(一八七九)年に妙応寺と改称した。これまでに建具などの改修がおこなわれているが、現在の本堂は、明治二十七年に建てられたものである。昭和四十八年に国道二七八号線拡幅工事のため本堂をそのまま山側に移動している。その際、前庫裏は取り壊されている。

妙応寺


妙応寺平面図