真宗興正寺派西願寺

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 大正七(一九一八)年十一月に鶴野の説教所として創立。当時の建物は説教所形式で建てられたものであった。昭和二十三(一九四八)年に寺号公称で真宗興正寺派西願寺となり、その際に集会所形式であった建物を寺院建築に改築している。当初は鶴野川の川岸に位置していたが、たびたび鶴野川の氾濫で水害にあったことから、昭和三十年から三年計画で後方の山を切り崩して整地し、昭和三十三年に本堂と庫裏を新築している。本堂に使われた材料は虻田郡喜茂別町から運ばれ、上磯郡木古内町在住の宮大工によって建設された。本堂はこれまでに屋根の葺き替えが一度おこなわれているだけで、現在も昭和三十三年に建てられた当初の姿が良く残されている。一方庫裏は昭和四十八年に増改築がおこなわれている。

西願寺